ストレスを強制除去「4の呼吸」

珍しく緊張している。
その様子をみて、奥さんが「緊張しない人なのかと思った」と
ビックリして言う。
「おれも緊張するよ、、、」
体が硬くなり、胃が痛い。
いろいろあって転職することにした。
これから大事な面接があるのだ。
子供2人と奥さんを養うために、ぜひとも
ゲットしたい仕事の面接だ。

ヨガを始める前の私だったら、
「緊張しない!」と自分に言い聞かせていただろう。
けれど、今は緊張を受け入れ、逃げない。
無理やり「心の力」で抑えこもうともしない。
そもそもその「心の力」が暴走しているのだ。
エンジンが暴走した車のアクセルと踏み込めば踏み込むほど、
暴走はひどくなる。
だから、手をつけない。
それで緊張からの悪影響はかなり減る。
瞑想的な対処法だ。

しかし、コンディションとしてはよくない。
声が震えたり、顔が青ざめたりはしないけれど、
100%の力が発揮できる状態か、と言えばNOだ。

身体に現れた緊張の悪影響を消すために、
「4の呼吸」をする。

四つ数える間に息を吸い込み、
四つ数える間息を止め、
四つ数える間にそれを吐き出し、
四つ数える間息を止める。

この繰り返し。

これは「生き残る判断、生き残れない判断」
取り上げられていた「戦闘呼吸法」だ。

<恐怖反応を扱うのに簡単な方法がある。
もっとも意外な戦術の一つは呼吸である。
呼吸法を真剣に学んだ、ひどく恐れられている銃の達人たちもいる。
どうすれば恐怖に打ち勝つことができるのを戦闘トレーナーに
訪ねると、繰り返し彼らが語ってくれたのが呼吸法だった。
もちろん彼らはグリーンベレーやFBIの捜査官に教えるときは
「戦闘呼吸」「戦術的な呼吸」などと呼んでいる。
だか基本的な概念はヨーガやラマーズ法のクラスで教えられている
のと同じである。
警察官に教える一つの型は次のとおりになっている。>

静かな場所で、座ってやるような本格的な呼吸法ではないけれど、
動きながらとか、ほんの隙間を見つけてやるには最適で効果バツグンの
呼吸法なのだ。

それをやると、緊張に占拠されている頭がクリアになって目が覚めた。
面接は無事に終わって、振り返ってみても自分の最善は尽くせたと納得。
数時間後に採用の電話があった。
とりあえず働けることになった。
ステップアップできるかは自分次第。
ヨガのクラスはひとまず休止して、採用された仕事に集中することに
しました。

それにしても人生、何があるかわからない。
1年前の私はこういう展開になるとは夢にも思っていなかった。
想像を絶する出会い、ブラックスワンに左右される人生。
「思考は現実化する」というよりか
「大きな流れに導かれるように生きている」という
言葉のほうが実感が強いんだなぁ。

 

view of a team of business executives sitting at a table

 

 

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Category: ヨガ的かんがえ, 呼吸, 家族, 読書

- 2015年7月29日

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