筋肉保険のための10分

 

 

家族で歩いていて、ここで災害にあったら
どういう衣服を来ていたらサバイバルする確率が高まるだろうか、と考えた。
私はアウトドアブランドの衣服を着ていたが、
靴はペラペラのスニーカーだった。
悪路を走破するためには
もっと足を保護する靴にしないといけないと思ったが、
でもそれは本質的なことではない。

考えてみれば一番の衣服は体だ。
もしものときに子供を担いで歩いたり、さまざまな力の源泉は
衣服ではなく、骨格であり筋肉である。
どんないい服を着ていても、中身の肉体が貧弱だったら
生存につながらない。
最強なのは完全な装備と、強い体力。

というわけで最近しているケトルベルトレーニングを
する理由がまた1つ増えた。
ケトルベルで非常時に必要な筋力はすべてまかなえる。
アメリカでは警察官や消防士のトレーニングとしても
採用されているらしい。
私にとって理想的な体の鍛錬だ。
といっても、瞑想の徒である私は肉体鍛錬をメインに
すえて時間を取るわけにはいかないので、
一日10分程度しかしていない。
しかし、ケトルベルのトレーニングはハードなので、
10分でも濃密な鍛錬になっている。
効果的で短時間で自宅の一畳ほどのスペースで、しかも楽しく鍛錬できるのは
いまのところケトルベルを超えるものは見つからない。

ケトルベルを使った筋肉保険。
この毎日の10分間は「保険料」のようなものだ。
普通に生きていると、歩いたりせいぜい荷物の入った箱を
持つくらいしか筋力を使う機会がない。
ケトルベルで鍛える体力は、日常生活を送るうえで過剰だ。
でも、万が一のときに必要以上の体力があることはプラスになるし、
筋肉は健康を維持するために絶対に必要だ。
筋肉保険をかけていると、災害にあったときにサバイバルの確率があがる。

消防士や兵士は体を鍛えまくる。
それは高額の筋肉保険に入るために保険料(時間)をたくさん
かけることと似ている。
彼らの対面する危険に比例して、保険料は高くないといけない。

危ない職業につかなくても、筋肉は身を守るために必要だ。
「非暴力」の実践の前には、敵意は止むというけれど、
一番の敵は、ナイフをもった暴漢ではなく、
私達の息の根をもっとも多く止めるのは、運動不足と食べ過ぎからくる
先進国特有の病だ。
筋肉はそれに対抗する手段で、健康的な食事と筋肉があれば
よほど不運なことがなければ、健康的に長く体の機能を維持できると
確信している。

ケトルベルおすすめ。
瞑想に興味のある人は体を鍛えることを軽視する
人もいるけれど、健康的で強い体がクリアな頭脳の
状態を保つことになる。
頭が冴えて、スッキリしていると瞑想もうまくいくという
好循環がうまれる。
しかも、ケトルベルならば毎日10分でそれが実現できる。
ケトルベルを使った筋肉保険は、
安くて保障が厚い理想的な保険だ。

 


Category: ケトルベル

- 2016年11月7日

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