ケトルベルトレーニング1ヶ月目

 

ケトルベルというロシアの伝統的鍛錬器具で体を
鍛えて1ヶ月がたった。
その間に気づいたことがあるのでつらつらと書く。

ケトルベルというのは、丸い鉄球に把手がついた
変形のバーベルのような重りなんだけど、
似ているようでバーベルとは使い方がぜんぜん違う。

ケトルベルは振った遠心力を生かしてトレーニングする。

私はその一番基本となる「スイング」という動作を
鍛錬の中心に据えていて、
ケトルベルの本によると、これが一番重要で
なおかつ効果的なトレーニングになる。

私がやっているのは両手で重りを掴んで、
振るという「ツーアームスイング」
これを1セット30回から50回、
それを3セットくらいを目処にトレーニング。

30回、ケトルベルをスイングすると
あっという間に息があがる。
ハアハアと呼吸が荒くなり、fitbitのchargeHRが
測っている心拍数をみると100から120くらいに
急上昇する。

それを3回繰り返して練習終了。
10分以下で、かなりハードなトレーニングをしているという
実感がある。

でも不思議なことに、短時間でかなりハードで息があがる
トレーニングなんだけど、翌日に筋肉痛になったりしない。
やったあとでも、握力は使ったなぁという感覚はあるけれど
どこかに「効いている」という感覚がない

これはつまり体を総合的につかうトレーニングになっているという
ことだ。
だいぶ昔に(高校生のとき)バーベルを使ったウェイトトレーニングをしたことがある。
そのときは、凄い筋肉痛になって効いている!という感じがあった。
でも、なにか体がちぐはぐに分裂してしまったようなバランスが崩れたような
感覚があった。

ケトルベルにはそれがない。
むしろ、ケトルベルを振って体を総合的に動かし、
力をまとめるというか、全身の協調性が向上した感覚すらある。
たぶん、個別の筋肉に効かせることがないので、
ボディビルダーのような筋肉見本みたいな体にはならないけれど、
体が総合的に鍛えられる感覚がすごくいい。

一回ごとに筋肉痛になったりしないけれど、体は鍛えられる感覚はある。
最初は重く感じた16キロのケトルベルがいまは少し軽く感じるし、
連続してツーアームスイングできる回数も増えてきた。
最初は20回もふると苦しかったけど、いまは50回はいける。

家でお手軽に出来るし、もっとこのケトルベルは普及しても
いい気がする。

次は「ゲットアップ」という寝た状態からケトルベルを持って
立ち上がる、という摩訶不思議なトレーニングに挑戦中。
ケトルベルのトレーニングは色々あるそうだけど、
ケトルベルの世界では「スイング」と「ゲットアップ」だけ
していれば他に何もしなくても充分という話。

なんでヨガ修練者が、こんな鉄球を振り回しているかというと、
体の機能を維持するには、適度なストレスが必要で、
なおかつ健康的で強靭な肉体は、なにをするにも好都合で、

それがたとえ瞑想でも、鍛えられた体幹は背骨を真っ直ぐに維持した
まま座ることを楽にするからだ。
まわりまわって、これもヨガのためだ。

でも、肉体鍛錬ばかりにかまけて、肝心の瞑想時間を削るのは
本末転倒だから、密度が高く、短時間で効果的なトレーニングを
模索した結果、ケトルベルに行き着いたという話。

あと、自分の体が鍛えられていくのを感じるのが楽しいという
こともある。
これは体に対する執着なんだと思うけど、
これくらいの娯楽は許されるでしょうと言い訳。

私が買ったケトルベル。
16キロを買ったのだけれど、結構重くてもしかして8キロでも
よかったんじゃないかと思うこの頃。

ケトルベルの本。
ケトルベルの考え方みたいなものも書かれていてオススメ

身体を芯から鍛える! ケトルベル マニュアル
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Category: ケトルベル

- 2016年7月23日

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