陰と陽のトレーニング、配合は人それぞれのあたりまえ

 

100人いたら、100通りのプログラムがうまれる。
たとえば、建築現場で肉体労働している人と、
座りっぱなしで精神労働をしている人が同じ練習にならない。

肉体労働者は、体をケアするような陰のトレーニングがメインに
なってくる。
筋肉を柔らかくするストレッチや、呼吸法、瞑想が、
日頃の過酷な労働で熱を帯びた体をメンテナンスする。

オフィスワーカーは、停滞した体を活性化させるような
陽のトレーニングがメインになってくる。
太陽礼拝を含むパワーヨガや、筋トレ、ランニング。
眠っている筋肉を目覚めさせるような陽の刺激が必要だ。

つまり、人それぞれが違う生活や仕事をしているのだから、
それにあった練習が必要ということ。

多人数のヨガのクラスをしていて難しかったのは、
人それぞれに対応したクラスができないことだった。
いまは休止しているけれど、
この前までしていたセミプライベートクラスでは、
それができた。
一気にたくさんの人を集めてクラスをすることは
効率的だけど、本来なにかを伝えるということは
やっぱりマンツーマンだと納得した体験だった。

自分の練習でも、毎日同じ陰陽の配合ではしない。
基本のプログラムは同じで、


太陽礼拝、筋トレ(自重トレーニングかケトルベル)


座りのポーズ(ストレッチ)
呼吸法
瞑想

なのだけれど、体と心の状態をかんじて、
陰と陽の時間配分はそれぞれ違う。

嫌なことがあり精神的なダーメジをうけて、座って瞑想していると
すぐに悩みに捕まってしまうような日は、
体を黙々と動かしてリセットするような陽のトレーニングを
多くして、体の状態を変えてから瞑想するし、
肉体疲労ひどいときは、簡単に太陽礼拝だけして、
座りのポーズや呼吸法や瞑想などのトレーニングを多くする。

千変万化する世界と、それに応じて変化する心身と、
それに対する刺激と休息のトレーニングが、
杓子定規の固定したものでいいはずがないと思うこの頃。


Category: エッセンシャルヨガ

- 2016年6月25日

コメントを残す

Your email address will not be published / Required fields are marked *