断食よりも実は小食のほうが難しい

「断食よりも小食のほうが難しい」という事を
仏教僧のアーチャンチャー師が著書でのべていた。
これは私の実体験としても確かにそうだ。

小食は難しい。
私の理想は腹7分目。
でも、疲れていて意志力が減退している時なんかは
腹9分目くらいまでは食べてしまう。
さすがに「もう食べれない」というところまで食べる
ことはないけれど、制御の難しさは常々感じている。
最初の一口を食べ始めると「味覚で食欲に火がつく」

でも、断食ならば最初の一口がなく
魅力的な味覚も感じないから、食欲は燃え広がらない。

私の場合は、あんまり食欲がなくても
「少しだけでも食べたら?」と家族にすすめられて
食べ始めると「旨いッ、、!」とさっきまでの感覚が嘘のように、
結局普通に食べてしまう。
警告、「一口食べたらおしまい」

食べ過ぎに悩む私だけど肥満ではない。
体重は54キロで、筋肉質で生まれてこの方、
肥満したことがない。
だけど、食べ過ぎると心身のパフォーマンスが落ちる。
体型にはでないけど、活動量には響いてくる。

で、それを踏まえた上で、最近は
「食べる時間を8時間に限定する」
というやり方で1日のトータルの食事量を減らすことに
している。

これはリーンゲインズとか8時間ダイエットとか、いろいろな
言われ方をしているし、
仏教でもお昼を過ぎたら食べないという戒律もある。

ルールはこうだ。
一日のうち8時間は食べてOKの時間帯。

そして残りの16時間は断食で胃を休める。

私の場合、朝ごはんはフルーツをふくめてまったく食べず、
昼と夜だけの一日2食にしている。
以前、あんまり家族に勧められるので一日3食にした時期もある。
でもその時期を思い返してみるとよく風邪をひいていた記憶がある。
朝ごはん無しの時期のほうが風邪知らずだった。

空腹にはさまざまな力がある。
胃腸を休め、免疫力をあげる。
体が浄化される。若返る。
記憶力が向上する、などなど。

人類は空腹の状態に強い。
ライオンは満腹のときに獲物が目の前を通っても
身動きしない。
獲物を追いかけるのは腹が減ってからだ。
1日3食論者は「腹が減ったら動けない」というけれど、
動物は腹が減ってから動くようにできている。
それは人間も同じだ。
基本的なサバイバル能力なのだ。

人間の体は空腹状態には対応できるけど、
近代の飽食と運動不足には対応できずに病気になってしまう。

16時間の断食と8時間の食事タイムというアイデアは
朝起きて、空腹状態で獲物や食べられる植物や果物をもとめて歩き、
お昼すぎに食べる野性的な生活に似ている。

「食べる時間8時間限定」は精神的な苦痛が少なくて
おすすめ。
少食は上級者むきだと思う。

少食の上級者、コルナロ卿の本。
私はここまで小食は無理っぽい。

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Category: 体のメンテナンス, 食について

- 2015年11月18日

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