姿勢がいいと顔つきが変わるの話

 

ヨガをしている人は一般的に、
スッキリと締まった顔つきをしている人の
割合が多い。

それはヨガだけの特性ではなくて、
じつのところ「姿勢がよい」というのが
顔をスッキリさせる原因だからだ。

言い換えれば、
「姿勢のよい人はスッキリした顔つきの人が多い」
ということになる。
これは思い当たらないだろうか。

これは簡単な原理だと思う。
姿勢がいいと皮膚にテンションがかかる。
ピーンと張られた太鼓のようになるのだ。
それが顔をスッキリと見せる。

皮膚は繋目のない一枚のもので、全身を包んでいる。
試しに猫背になって、自分の腹をみるとお腹の皮膚がたるんで
線がはいる。
しかし、姿勢を正すと腹の皮膚は伸ばされて、
全身の皮膚に適性なテンションがかかる。
だから、姿勢が悪いとダラっとした顔になり、
姿勢が正しいとスッキリするのだ。
ようは皮膚にかかるテンションの違い。

それを考えたうえで、ヨガの効果は、
背骨をよく動かすので、背骨の健康が保たれることだろう。
歳をとってくると姿勢が老けてくる。
背中がまがって固定される。
ヨガはその老化をゆるやかにする。
これは大きな効果だ。
それを考えるのなら、体を動かすヨガは太陽礼拝のように
背骨を動かすものだけでも充分なのかもしれない。
ある先生は「アシュタンガヨガとは太陽礼拝なのです」と
言っていたけれど、ハードな肉体鍛錬系のアシュタンガヨガの
エッセンスは間違いなく太陽礼拝にある。

姿勢を正すこと、背骨の健康を守ることは、
人間の基礎だ。
姿勢を正すということは
意識を覚醒させることにもなるからだ。

世界にさまざなま瞑想があるけれど、
共通項をあげるとしたら、それは「姿勢を正す」だ。
背骨が曲がっていたり、猫背だったりすると
瞑想するのが難しくなる。

もしあなたが美容目的でヨガをはじめたとしても、
瞑想目的でヨガをはじめたとしても、
姿勢を正して生活することでそのメリットは得られる。

正しい姿勢とは、これは1つの技だ。
私がヒントにしているのは、アーサナの定義。
「リラックスして」「安定している」この
2つの感覚がある状態を目指していけば間違いない。

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Category: エッセンシャルヨガ

- 2016年5月19日

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