ケトルベルと囚人トレーニング

ここ3ヶ月、ケトルベルはお休みして、
囚人トレーニング(コンビクトコンディショニング)で
体を鍛えていた。

囚人トレーニングとの出会いは衝撃的だった。
それまでは重りを使わずに自分の体重で鍛える自重トレーニングは、持久力は鍛えられるけれど
筋力には結びつかないと思い込んでいた。
しかし、自重トレーニングでも、さまざまな強度のバリェーションによってバランスのとれた筋力が得られる。
それは目からウロコだった。

で、しばらくケトルベルをお休みして囚人トレーニングしていると、
囚人トレーニングではできないこと、ケトルベルでしかできないこと
がわかってきた。

囚人トレーニングは素晴らしい。
ほとんど何の道具も使わずに、体を最大限に鍛えることが
できるし、これだけで素晴らしい体力が得られるだろう。
もし、不足があるとすれば2つ。
1,全身を連動して動かせない。
2,勢いを使った動きが鍛えられない(バリスティックな動き)

体のパーツを6つに分けて、それぞれに効かせる筋トレである
囚人トレーニングは、それによって純粋な筋力アップが得られるのだけど、
その変わり「体を連動させる」「勢いを使って動く」という
実生活の中で使える効率のいい動きの中で体を鍛えることができない。

囚人トレーニングはターゲットの筋肉群にしっかりと効く。
だから翌日の疲労感がけっこうある。
ケトルベルは一部の種目を除いて、ほぼ全身運動だから
こういう部分的な疲労感が少ない。
だけど、部分的にがっつり効かせることはできないから、
筋肥大は難しい。

囚人トレーニングは、筋力アップに特化している。
ケトルベルは筋力と持久力を合わせた筋持久力を鍛える感覚がある。

あたりまえだけど、完全なトレーニングなど世の中にはない。

2つやってみて、私に合っているのはやっぱりケトルベルだと思った。
囚人トレーニングは、それを補強する形で使っていこうと思う。

ケトルベルと囚人トレーニングを組み合わせることによって、
トレーニングにバリェーションが生まれる。

ケトルベルトレーニングに不足している「押す動き」
も腕立て伏せで補えるし、
体がメニューに慣れてしまわないように、
ことなる刺激を与えるためにも囚人トレーニングを
補強として使おう。

これによって、バリスティック(勢いを使った動き)とグラインダー(勢いを使わない動き)
の2つ、部分的なトレーニングと全身運動、
筋力と持久力、有酸素運動とすべての
体力の要素を鍛えるトレーニングが、雨の日も雪の日も、
家から一歩も外に出ずにできることになる。
最高だ。

現在、体調は絶好調。
やっぱりケトルベルはいい。
全身運動で体を鍛えると、部分的な無理がこないから
バランスよく体を鍛えられる。

ケトルベルと囚人トレーニング。
まったく運動したことが無い人は、
囚人トレーニングで基礎体力を作って、トレーニングに慣れてきたら
ケトルベルにチャレンジすればいいと思う。

 

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Category: ケトルベル, プリズナートレーニング

- 2017年10月28日

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