ヨガマスター

Tシャツに穴が開いてきたので、ユニクロで新調。
「マスターヨガ」のTシャツ。
スターウォーズのヨーダとヨガをかけたデザインだ。

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当たり前だけど、
「おれはヨガマスターだぜ」と思っているから、
人にアッピールするために買った訳ではない。
私はヨガマスターには程遠い。
ヨガマスター。
どういう基準に達したら、ヨガマスターなのか。

ヨーガスートラなんかを読むと、
ヨガを極めると身につく超能力の
リストがズラズラと書いてある。

「過去世がわかる」
「他人の心が読める」
「死期がわかる」
「透明人間になる」
「ゾウの強さに意識をあわせると、ゾウ並に強くなる」
「空腹と渇きの感覚のコントロール」
「水の上を歩ける」
「他人の肉体にはいることができる」
「光り輝く」
「綿毛のように空を飛ぶ」
「肉体から抜け出すことができる」
「肉体が美しく、力強く、優雅になり、
ダイヤモンドの堅固さを得る」
「全知を得る」

ヨガマスターを名乗るには、これらの超能力をマスターして
いる。
もしくは、超能力の開発がサマディに妨げになると迂回するなら、
深いサマディを得て、カイヴァリア(独存)という悟りの最終ステップに
到達している必要がある。
どちらにしても、もはや常人ではない。
ヨガマスター=超人。
人を超えた存在なので、そうそういないのだ。

なので、ヨガマスターを気楽に名乗る人にたいして、
私は「なんか胡散臭いなぁ」という感覚しかない。
「体をすんごく曲げたり伸ばしたりできる」とか、
「長く息を止めていられる」とか
「◯◯先生からマスターと認定された」とか
マスターってそんな安直なもんじゃないと思うのだ。

今は、カリユガ(悪徳の時代)の時代。
本物のヨガマスターがほぼ存在しないということが、
偽者をのさばらせている原因なんだろう。


Category: ヨガ的かんがえ

- 2015年7月1日

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