「しゃばの空気」ヴィッパサナー瞑想2010京都12日目

最終日。
朝の9時くらいまで瞑想したり、センターの清掃をしたりして
から京都へ向かう。
電車は満員電車で、静かだった瞑想センターからだんだんと
日常に戻ってきたという実感が湧いてきた。

まさに「しゃばに帰って来た」という感じ。

それから一人で京都観光。
いったところは三十三間堂と清水寺。
すっごい人の数で修学旅行の中学生や外国人の波
にもまれながら観光。

こうやってだんだんとあのチューニングされた心の状態が
解けて行く。
でも、大本の部分で、どこかにヴィッパサナー瞑想があって、
騒音や喧噪を消していく。

金沢に帰ると、迎えにきた奥さんがビックリ。
頬がこけて、横からみるとマッチのように細い私を見て、
一瞬別人かと思ったそうだ。
体重をはかると50.8キロしかなく、体脂肪率は6%。

これには理由があって、瞑想センターでは一日2回朝と昼に食事がでて、
夕方は果物がでる。

私は普段から朝ご飯を食べないので、朝ご飯を食べずに、
お昼ゴハンと夕方の果物という自称、逆八戒
で生活していた。
一日1時間以上はウオーキングをしていたし、
なんだか日に日に痩せていくなぁ、と思ってたけど、
やっぱり激やせ。
(現在は普通に食べて2キロほど戻しました)

瞑想コースの効果は日常生活に戻ると、だんだんと消える。
維持するために毎日の瞑想の時間がほんとうに貴重。

私は瞑想コースの最中、いろいろな体験をした。
けど、日常生活では、それが逆に修行の邪魔になっている気がした。
「またあの感覚を味わいたい」
「あの集中状態に入りたい」
と思うのは、ほんとに逆効果。
どんな状態でも平常心で、たんたんと行う。
一生涯かけておこなう修行だろう。

ヴィッパサナー瞑想。
ほんとうに行ってよかったです。
自分の進むべく道がはっきりしました。

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Category: ヴィパッサナー瞑想リトリート体験記

- 2015年2月16日

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