ストレスのスイッチを切る方法

「大事な本番でストレス反応がでることは良いことだ」という
考えをケリー・マクゴニガルさんの
新著「ストレスを力に変える教科書」で得た。

まだ途中まで読んでいないのだけど、
能力を解放するストレス反応にも問題があると思う。
その問題とは
ストレス反応のスイッチがずーっと入りっぱなしになることだ。

映画アメリカンスナイパーでは帰還兵のカイルさんは
家で座っているだけなのに尋常ではない
心拍数で、ふとした出来事で激怒する姿が描かれている。
戦場から帰ってきても、心と体は戦場のままなのだ。
ここまで極端じゃなくても、
職場でストレス反応をおこした体が、
家に帰っても仕事モードのまま、という人は多いだろう。
とっさのストレス反応はいいと思うけど、ずーっと仕事モードで
生きるのは問題ありだ。

そのストレス反応のスイッチを消すためにいいのは
ヨガだ。
もっと言えばストレッチだ。

私は運動の前にウォーミングアップはするけれど、
ストレッチはしない。
ストレッチをすると、筋力が低下して靭帯なども
過剰に伸びて逆に怪我をしやすくなるというデータがあるからだ。

ストレッチは、ピンと張った弓の弦を緩めるような効果がある。

これは活動前には逆効果だけど、
ストレス反応がおこって興奮している体には最高の鎮静剤になる。
ゆっくりとした呼吸をしながらヨガをするという行為は、
ストレス反応のスイッチをオフにする。

ヨガといっても、簡単なもので充分だ。
痛みを感じない範囲で、ゆっくりストレッチする。

ちなみに
朝イチにヨガをするとしたら、太陽礼拝のような
アクティブに動くものでいい。
私は朝は太陽礼拝しかしない。
筋トレの要素もあり、背骨を動かす全身運動で、
眠っていた体を目覚めさせるのにうってつけだ。

逆に仕事が終わってからは、簡単な座りポーズ
がメインの静かなヨガをする。
オンとオフがとても大切。
安静ばかりでも、覚醒ばかりでも人としての
バランスが崩れるということかなぁ。

スタンフォードのストレスを力に変える教科書
ケリー・マクゴニガル
大和書房
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Category: ヨガ的かんがえ, 体を変える, 読書

- 2015年11月2日

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