コンプレックスをバネにしない!

ある日、エンジンの部品80キロ相当のパーツを
持つ機会があり、私は一人で持って歩けなかった。
その様子を見た人が、
「君は腕力が無いなぁ、佐川のあんちゃんだったら
きっと持てるよ」と言った。
く、くやしい、、、私は腕力自慢の人間ではないけれど、
力が無いと言われて悔しい気持ちになるということは、
「おれはそこそこ力が強い」という自負心があったということだ。
これがもし「君はダンスが下手だね」と言われたら、
「そうです」でお終い。
私の自己イメージも同じく「ダンスが下手」だからだ。

しかし、よくよく考えた。
この悔しさが気づきのキッカケになった。

思うに、悔しいという気持ちで、何も考えずに動くと、
「体を鍛えてムキムキにして、80キロのものを持てるようになる」
という行動に行きつく。
腕力がないといった人を見返したい気持ちをダイレクトに
表現するとウェイトトレーニングだろう。

しかし、これは敗北の道だ。

第一に、筋トレは私の得意分野ではない。
力持ちになるには、骨格が太く筋肉がつきやすい体質を
持っていた方が断然有利だ。

私が何が得意なのか、ここではあまり関係ないので
ショートカットして、わかりやすい例えで話す。

このケースがアインシュタインだったら、
どうだろうか?

腕力がないことをバカにされたアインシュタインは、
その日からウェイトトレーニングをハードに初め、
光の速度の研究そっちのけで体を鍛えまくることに
時間を投入した。

そして、1年後、ムキムキのアインシュタインになって
見事、80キロの重さを持ち上げて微笑むことに成功。
「凄い力や、佐川のあんちゃんみたいや!」と
バカにしていた人を見返したのであった。

これはこれで面白いけど、めでたしめでたしではない。
アインシュタインは筋トレなんかにうつつの抜かさずに
研究していたほうが人類のためなのだ。

だから

コンプレックスをバネにしてはいけない。
天才でも凡才でも
「自分が得意とすること、
自発的にしたいこと」を伸ばす、
これがすべきことだ。

「バカにした人を見返したい」という気持ちで動くのは、
他人に命令されて生きるのと変わりない。
自分の人生を生きよう。

怒りからではなく、
喜びから行動しよう。
復讐するために自分の人生を狂わせてはいけない。
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Category: ヨガ的かんがえ

- 2015年2月4日

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