スターウォーズ:フォースの覚醒をみてきた

 

 

 

 


とくに大ファンというわけでもないけれど、

なにげに映画館で鑑賞しているスターウォーズ。

今回は奥さんも興味があるということで、
二人して前々から過去のエピソードを再鑑賞した。
私はいままでエピソード1から6まで通してみたこと
なかったんだけど、3でアナキンがダースベイダーになった
のをみてから、4のダースベイダーをみると、
「ああ、アナキン、、、!」とダースベイダーがアナキンに見えて
しかたない。
愛するパドメを失ったうえに罪をおかして、
ダークサイドにどっぷり浸かり、皇帝の言いなりとなって
生きている哀れなアナキン。

こうしてみてみると、エピソード1から6の
スターウォーズというのは、
ルークの物語というよりか、
アナキンの悲劇と救済の物語
なんではなかろうかと思った。
私にとってダースベイダーが主役なのだ。

そして、JJエイブラハムを監督にむかえた
エピソード7という位置づけの「フォースの覚醒」

一言でいうと凄くよかった。

ここから先はネタバレを含むので見ていない人は
見ないほうがいいと思う。

「フォースの覚醒」は
スターウォーズという様式を守りながらも、
型にハマらないという難行をクリアした稀有な作品だと思う。
これだけ世界的にファンがいる作品だから、
どんな作品を作っても非難される宿命にある。
私がいうのもなんだけど、
スターウォーズを創作するという無理難題に、
JJエイブラハム監督は大善戦したと思う。
むしろ旧シリーズよりも好きかも。
正直いうと昔のスターウォーズは見ていて退屈する瞬間があった。
なんというか予定調和というか、意外性のなさというか、
物語の展開の遅さというか。
それが「フォースの覚醒」にはない。

ヒロインのレイと脱走兵のフィンのキャラクターが
しっかりと立ったのも大成功だと思う。
とくにフィンはいままでスターウォーズにでてこなかった
リアルなキャラで、率直に応援したくなる。

逆に、かなりガッカリしている人が多いだろうと
思われるのはダースベイダーの後釜の悪役のカイロレンの
不甲斐なさだ。
予告編では、あんなにかっこよかったのに、という
がっかり感だ。


kai

カイロレン。
正直な話、今作では
「ダースベイダーに憧れた家出青年で、
かぶる必要のないコスプレのマスクをかぶり、
そのマスクを人々の言いなりに脱いだり被ったり節操がない。
フォースも弱い。
思い通りにならないと、物に当たり散らす」
とまったくダースベイダーの圧倒的な存在感には及ばない。

しかし、これはそういう演出なんだと思う。

今作はきっとヒロインのレイと
悪役のカイロレンが未熟な状態から成長して、
3作目で激突するという筋なんだと思う。
だから、今作でカイロレンが不甲斐ないのは、
フォースに目覚めたばかりのレイとのバランスだ。

「フォースの覚醒」はもう一回、映画館でみてもいいかなぁと
思う魅力がある。
なんだろう、話の筋はもう全部わかっているんだけど、
もう一回スターウォーズ体験したいと思う。


Category: 映画

- 2015年12月25日

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