ストレスの価値「セッション」

 

遅ればせながら、映画「セッション」をみた。
ジェズドラマーを目指す主人公が、
音楽学院で、鬼教師にしごかれるという
話なんだけど、
見終わったあと、

「なんだこれ、、、、すげえ!」

一人なのに思わず口から言葉がもれた。
凄いものをみちゃった、という印象を
もたらす映画だ。

とくにラスト15分は怒涛の展開。
宣伝で「驚愕のラスト!」みたいな
キャッチコピーがあるけど、
いままではそういう映画をみても、

「はあ、ビックリしたかな?まあ、たしかにヒネリが聞いているけど」
くらいにしか思わなかったけど、
これはマジもんで「凄え」と思った。

「え、嘘でしょ?」と
「え、マジで」という展開だ。
100年に一本の映画なんじゃないだろうか?
いままでいろいろな映画を見たけど、
こんなに「凄い!」と思わせる映画はなかった。
でかいビルを爆破したわけでも、金のかかった
リアルなCGがあるわけでもない、いや、
むしろ血のにじむリアルだからこそ生み出せる「凄さ」
うむう、堪能しました。
確実に音楽映画の金字塔だ。

で、ネタバレを避けながら書くけど、
あらためてストレスの価値を再確認。

鬼教官シモンズも劇中で語るけど、
すさまじいストレスに打ち勝つ人間が、
偉大になる。

映画館の受付の子をデートに
もじもじしながら誘っていた主人公が、
最後ああなるのか、、、とあらためて思う。
人間としての存在感が違ってくる。

これ、いま厳しい状況でがんばっている人にも
おすすめできる一本だし、
おれもがんばろうという気になる一本でもある。
おすすめだ。

 

セッション(字幕版)

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Category: 映画

- 2016年1月28日

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