自電車で、一石二鳥のクロストレーニング開始



日々、助けになるのは頭脳の力である。
たとえばベンチプレス100キロが挙げれたとしても、日常生活や仕事で助けになることはほとんどない。
こんなことは書くまでもないが、会社勤めをしてみれば、役職は腕力によって振り分けられるのではなく、頭脳の力によって決まってくる。

その頭脳の力が日々、衰えていく人がいる。
たとえば毎日深酒をして脳細胞が劣化させたり、肥満で血管をつまらせて、脳が酸欠状態になっている人は、ボケる年齢でもないのに哀れなくらい脳が働かないフリーズ状態だ。

そういう人を見ていると、加齢によってシミやシワができてもいいが、脳が劣化していくのだけはなんとしても防がないといけないと改めて思う。
大事なのは頭脳。
そして、それを増強する方法はわかっている。
「脳を鍛えるには運動しかない」という、タイトルですでに
ネタバレしている分厚い本のタイトルをさらに、中身ズバリに
すると結論はこうなる。



<脳を鍛えるために有酸素運動をしろ!>








というわけで最近の私はアルツハイマー中年に堕するをあがくために、
もっぱら有酸素運動をしている。

有酸素運動の王道は、ランニング。
いいことはわかるが、私の場合
足の裏の疲労が抜けなくなる。
鎖は弱いところから千切れる、筋肉大丈夫、心肺大丈夫だけど、
足の裏だけがジンジンと「もうやめとくれ」と言ってくる。

というのも、
私の仕事はとてもよく歩く施設警備業で、
一日で2万5000歩ほど歩くこともある。
ランニングしたいけれど、仕事で生まれた足裏疲労に
ランニングの足裏疲労が重なって、
いつも足に微弱な電流を流されているような慢性疲労誕生となる。

足裏に刺激を与えない有酸素運動に切り替えて、
クロストレーニングする必要があるのだ。

足の裏が駄目になっても自転車なら大丈夫だ。
仕事でめちゃくちゃ歩いた次の日でも有酸素運動するには
自転車がいる。
ふふふ、おまけにその翌日に水泳なんかしたらもはやトライアスロンだ。

興味がわいてトライアスロンのことを調べたら、現在主流になっている
オリンピックディスタンス(水泳1・5キロ 自転車40キロ、ランニング10キロ)の競技は、ランニングばかりを繰り返すフルマラソンよりも体に優しいらしい。

ハードなイメージのトライアスロンだけど、たとえばランニングで同じ運動ばかり繰り返して足裏が限界になる一方、トライアスロンでは、走る、乗る、泳ぐという違う体の使い方を継続して行う有酸素運動なので、
一箇所に無理がこない。

そうなればもう自転車を買うしかない。

いろいろ調べて、ジャイアントという台湾のメーカーの
ESCAPE RX3という自転車に決め、
県内のジャイアントストアに行った。

クロスバイクというロードレーサーのような能力があるけれど、普通に
乗れる(ドロップハンドルではない)自転車のことは詳しくない。

ジャイアントストアには試乗車があり、
いろいろな自転車を乗り比べられる。

いいじゃないとさっそく店に行き、30代くらいの店長にいろいろ話を聞いた。
各種自転車の違いがわかったところで、やっぱり乗ってみないとわからない。
「試乗させてもらえませんか?」と尋ねた。
HPには試乗車がアップされていて、店先には試乗車が置いてある。
どれからにしようかなと考えている私に対する
店長の答えは想像を絶するものだった。

「自転車はサイズありきの乗り物なので、うちでは試乗はしていませんし、自転車に実際にまたがってもらうこともお断りしています。それでは本当のことはわかりませんし」

「、、、、、は?」

天地驚愕の答え。
だったら店の前に置いてあるアレは何なんだ?
HPに掲載されている試乗車リストはなんだんだ?

「ここにカタログがあるので、カタログで選んでください。」

たしかに自転車は体のサイズにあっていないと本当のことはわからないかもしれない。
それは真理だろう、でも、それはあまりに上から目線だ。

私は細いタイヤのエスケープと太めのタイヤの自電車の違いを試乗したかったのだ。
まるで「あなたみたいな素人が乗っても鈍感だから違うはわかりません」と言われているみたいで、私はここで絶対に買わないと決めた。

いや、ありえんし、ありえんし、と頭がぐるぐるの状態で、
考える。クロスバイクはたしかにいけすかないジャイアント店長が
言うように、サイズありきの乗り物で、やっぱり専門店で買ったほうが
いい。けれど、あの店長から買うのは気にくわないのだ。

買い物は投票みたいなもの。
あの店で買うということは、あの人を馬鹿にした接客に
イエスということになる。

迷ったあげく、ジャイアントの専門店ではないけれど、
取扱店の量販店「サイクルベースあさひ」でESCAPE RX3を買った。
どうせオレっちは素人だし、少々サイズが違っていても屁でもないし。

「サイクルベースあさひ」は専門店ではない。
だから、とても丁寧な接客をしてくれた。

「サイクルベースあさひ」の店員さんは試乗車などは用意していないけれど、店内でなら乗ってもいいですよ、と気楽に試乗させてくれて、いたせりつくせりの説明で、私はESCAPE RX3を買った。







泥除けはダサいけど装備。
(だけど、自転車がピカピカでかっこよくて、雨の日に乗りたくないし、
乗らないからいらなかった)

ヘルメットはコストコで買い、目に虫が入るのを防ぎたいからユニクロでスポーツサングラスを買った。

ちなみにユニクロもお気に入りのメーカーだ。
専門的な自転車店の接客もそうだけど、昔、おしゃれな服屋に行ったら
「なんか、自分寒そうな服きとるなぁ、大丈夫かぁ?」
と店員に言われたことがある。

いやいや、おかしいよね。
自転車に詳しいことが、ファッションに詳しいことがそんなに偉いのか?
そういう憤りが、私を「サイクルベースあさひ」に「ユニクロ」に向かわせる。
同じように私のような経験をした人が、量販店の流れを加速させているんだろうと思う。

はじめて買ったクロスバイクESCAPE RX3は今まで乗ったママチャリとは次元が違う乗り物で、軽い、速い!
移動もできて運動もできて一石二鳥。

足が痛い時でも有酸素運動できる。
コロナウイルスでプールが閉鎖されていてトライアスロン的に
有酸素運動はできないけれど、自転車とランのコンビネーションで
運動するのは、使う筋肉が違うので確かに体への負担が少なくてとてもいい。

私はクロストレーナー。
ランニング、ヨガ、ケトルベル、自転車で体を鍛える。
有酸素運動を初めてから、脳細胞が増えたのか瞑想も深まった気もする。
いい流れだ。





Category: 体を変える

- 2020年4月26日

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