ヨガはインドのものじゃない
ヨガはあなたのいるところ、どこにでもある。
インドとか中国とか、ヨガが存在する場所があって、
それ以外にはない、、という話じゃない。
むしろ、自分の外にあると思って、
旅にでて探せば探すほど見えなくなる青い鳥だ。
偉い先生のところや、インドや、
山奥にもあるけど、それはただ
どこにでもあるものだから、
そこでも見つかるだけの話。
インド以外には「無い」という人がいれば、
それはきっと、
探そうとして、目を必死に外に向けて、
あれやこれやと自分のなかに取り込んで、
ごちゃごちゃと、自分で埋めてしまったんじゃないかと思う。
それを発掘しようとして、また頑張ると、また埋まっていく。
そうやって、次から次と。
重荷を背負った旅人のように歩いている。
そんな悪い連鎖に入っているのだ。
よくありがちな悲しい努力。
やればやるほど埋もれていく。
ヨガは逆転の発想。
ヨガスートラ
「ヨガとは心の働きをストップさせることである」
「考えない！ということを考えてしまう」のが人間の性だから、
意識を考える必要がすくない呼吸に向ける。
そうすると、考えはだんだん鎮まっていく。
究極的には、心をまるまるストップさせること。
これをヨガという。
そうすると、大切なものが自然と浮かびあがってくる。
場所とか、むかしながらの伝統や文化を超えた、
人間の普遍的なヨガはそこにあるのだ。
あなたやわたしの中にあるものだから、地理的なものや
伝統的なものは関係ない。
ヨガというジャンルが滅んでも
すべての知識が失われても、
高度な認識をもつ生命体が
そこにある限り発見されるだろう。
やっぱりどこにでもある。
