掌の感覚
あたりまえだけど、皮膚の感覚は
掌が一番繊細だ。
だから掌でエネルギーの感覚、
気の感覚が感じられないのなら、
胴体で感じることはできない。
ボールを抱えたような姿勢で
立つ気功の立禅をしていると、
気功の奥義がわかる、と気功革命の謝先生が書いていたけれど、
それは入り口の掌の感覚を磨き、
気を実感化して、さらに身体の奥でも
感じることができるようになるからだ。
ヨガでするプラーナーヤーマは、
呼吸法ではなくて「調気法」と訳される。
つまり「プラーナの制御」という意味だ。
ただの呼吸法ではない。
でも、現実には大抵の人はただの呼吸法と
しか感じられないと思う。
そして、プラーナの感覚がないから、
行き詰まる。
はじめにプラーナの感覚があったならば、
話は早い。
そして、気(プラーナ)の感覚を一番得やすいのは
一番繊細で細やかに動かすことの出来る手(掌)だ。
何故かヨガには掌でプラーナを感じる行法がない。
いきなり胴体でチャレンジする形になっている。
これはとても難しいと思う。
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Category: 立禅