掌の感覚

あたりまえだけど、皮膚の感覚は
掌が一番繊細だ。

だから掌でエネルギーの感覚、
気の感覚が感じられないのなら、
胴体で感じることはできない。

ボールを抱えたような姿勢で
立つ気功の立禅をしていると、
気功の奥義がわかる、と気功革命の謝先生が書いていたけれど、
それは入り口の掌の感覚を磨き、
気を実感化して、さらに身体の奥でも
感じることができるようになるからだ。

ヨガでするプラーナーヤーマは、
呼吸法ではなくて「調気法」と訳される。
つまり「プラーナの制御」という意味だ。
ただの呼吸法ではない。

でも、現実には大抵の人はただの呼吸法と
しか感じられないと思う。
そして、プラーナの感覚がないから、
行き詰まる。
はじめにプラーナの感覚があったならば、
話は早い。
そして、気(プラーナ)の感覚を一番得やすいのは
一番繊細で細やかに動かすことの出来る手(掌)だ。

何故かヨガには掌でプラーナを感じる行法がない。
いきなり胴体でチャレンジする形になっている。
これはとても難しいと思う。

 

参考資料
「気功革命」


Category: 立禅

- 2015年1月22日