５年経過後にもヴィーガンであるためにカロリーと栄養の計測と「あすけん」
「動物性のものを一切食べない」＝ヴィーガンをして
体調不良をおこして止めてしまう人がいる。
だいたい数年すると、疲労が回復しなくなったり
めまいがするようになったり、その他もろもろの体調不良がでてダウンする
するらしい。
しかし、一方で
３５２２キロを４６日かけて
走破したウルトラマラソンの超人（スコット・ジュレク）が20年以上もヴィーガンだったりする。
彼だけではなく、多くのアスリートや格闘家がいまでは競技のパフォーマンスを
向上させるためにヴィーガンを取り入れていることも事実だ。
この両極端の２つの現象はなんだろう。
日常生活を送るくらいの生活でも、栄養失調になって倒れる人。
むしろヴィーガンだからこそ超人的な体力を維持しているアスリートたち。
違いをもたらすものは何？
体質？風土？いろいろあるけれど、
一番の問題の原因はやり方だと私は思う。
アメリカ栄養士会はこう発表している。
<ヴィーガンを含め、適切に計画されたベジタリアン的食事法（ベジタリアン・ダイエット）は、
健康的で、栄養学的条件を十分に満たし、特定の病気の治療や予防としてもメリットが認められます。綿密に計画されたベジタリアン・ダイエットは、人生の様々なステージ、例えば、妊娠中、授乳中、乳幼児期、学童期、青年期、にいる人やアスリートにとっても適切な食事法です>
つまり逆をかえせば、適切に計画されていないベジタリアン食を
とると、栄養学的条件を満たさないということだ。
あるインタビューでスコット・ジュレクは、
ヴィーガンを実践して体調不良になった人がいますが？という
問いに、
「そうした人たちは、カロリー不足に陥っているとこが多いと思います。先ほどお話したように、炭水化物と脂質とタンパク質のバランスと十分なカロリーを摂取することが大切です」
と答えている。
そして、スコット・ジュレクはアスリートとしてのカロリー摂取量を満たすために
一日４０００から６０００キロカロリーをとっているそうだ。
栄養と摂取カロリーさえ満たせば、肉食だろうが草食だろうが
栄養失調にはならないということだ。
摂取カロリーの欠乏が、長年に渡って蓄積すると
さまざまな体調不良を引き起こす。
競技のために人生を捧げるアスリートにとって、
食事も競技のパフォーマンスのための大切な要素で、
彼ら彼女らは栄養やカロリー摂取のエキスパートだ。
一方、あまり知識なくヴィーガンになった一般人は、
摂取カロリーなどはさほど意識せずに、だいたいで食べる。
もしくは独自の理論で食事をする。
体のパフォーマンスを、タイムやセット数などで
計測することもないので、体調はだいたいの感覚で
把握し、知らず知らずに低下していくことに気づかない。
このだいたいの感覚というのが曲者で、
体の感覚は空気みたいなものなので、慣れてしまうのだ。
子供の運動会で久しぶりにいきなり走って怪我するお父さんは、
自分の体力が衰えている！なんて怪我をするまで少しも気づいていない。
体感的には若い時のままの感覚がある、けれど走力のタイムは激減している。
あれ？１００メートルのタイムが低下しているぞ？と
アスリートならば一ヶ月で気づくところ、一般人は気づかずにスルーして、
本当に深刻な状態になって、日常生活に支障がでるまで気づかない。
色々勉強した結果、やはり要はここにある。
植物性だろうが肉食だろうが、
カロリーと栄養が足りていれば肉体は大丈夫なのだ。
そして、ヴィーガンの唯一のアキレス腱である
ビタミンB１２は週に一回サプリメントをとることにした。
これはバクテリアが精製するビタミンで、
通常、体内には数年分のビタミンB１２の貯蔵があるけれど、
最近のよく洗われたクリーンな野菜からは摂取できない可能性が
高いのでサプリで補う。
３年とか５年とかベジタリアンを続けて、ダウンするのは
体内に貯蔵されていたビタミンB12が消費され尽くしてしまった
結果ではないかと思う。
サプリで補えるのならば、わざわざ殺生する必要もないから、
サプリ導入だ。
適切なカロリーと栄養と、週一のビタミンB１２
これが私のヴィーガン計画だ。
で、問題があるとしたら、
適切なカロリーとか栄養とかってどうやって計算するの？
という話。
私には栄養学的な知識はほとんどない。
カロリー計算とかもハテナの世界だ。
そこで現代の恩恵を導入。
ネットで入力すると、カロリー計算や栄養の分析などをしてくれる
素敵なサイトを発見。
食べた物を入力すると、カロリーや栄養を表示してくれる。
プレミアム版は月々２７０円かかるけれど、
いろいろと便利で、ユーザー登録した。
すごーくいいサイトなのだ。
栄養士のお姉さんにいろいろアドバイスをうけながら
最近過ごしているんだけど、
意外や意外、ヴィーガンでもカロリーオーバーになったりするし、
逆にカロリーが足りていない日もある。
「あっ、この栄養素が足りてない！」というのがビジュアルでわかるので
かなり教えられている。
それにしてもいい時代だ。
こんな感じでヴィーガン１ヶ月と２週間経過。
体重の増減はなく、体調もいい。
いまのところ順調。
Category: ベジタリアン