99%ビーガン10日目

思うところあって、ビーガン(植物性の食事しかしない)になってから
10日目。すこしづつ世界が変わりつつある。

夜、寝る時、今日も眼,耳,鼻,舌,身,意の器官のある動物を食べずに
元気に生きられたことを感謝する。
すこしづつ「肉や魚を食べないとダメになる」という洗脳が
解けてきている。

10日間はほぼビーガン。
家族で生活していると、だしの入ったお味噌汁を飲む機会があって、
わざわざ2つ作るのも面倒ということで飲んでしまうけれど、
明らかに動物性の食品は口に入れていない。
99%ビーガンだ。

猛烈な勢いで情報収集をしている。
最近は、Netflixでさまざまなドキュメンタリーをみて学習。
一番よかったのは、「健康って何?What the Health」というドキュメンタリーだ。
これはまだDVD化されていないけれど、
絶対に買いで、ときおり見返す必要がある内容だ。
ちらっと、魚とか肉を食べたほうがいいんじゃないか?卵食べたほうが、
という「もしかして」という気持ちを解放してくれた。
ベジタリアンになることを後押ししてくれる。

あと、「日本の長寿村・短命村」という近藤博士が、
自分の足で全国各地の長寿村と短命村を歩き回り、
その原因を探ったライフワークをまとめた一冊を買った。
絶版になっていて、高価だったけれど買ってよかったの一冊だった。

結論としては、
大豆食品と野菜を沢山食べる、とくにカボチャと人参を食べること。
海藻を食べること。
意外なのは、長寿村では米を多食しないということ。
麦や芋を食べていたりで、逆に米を多食する村は短命だということ。

私にとって「よし!買ってよかった!」というポイントは、
山の中にあって、動物性のものをほとんど食べない長寿村の話。
岩手県の有芸村<豆腐だけで長生きする村>
軍から体力優秀で表象をうけるような青年を出す村であり、
長寿村でもある有芸村では、山奥にあるということもあり、
魚は年に数えるほどしか食べられないし、鶏肉や卵もほとんど食べない。

近藤博士が宿でおかみさんから「山の魚」を食べてくださいと
だされたものが、大きな豆腐が二丁重なったもの。

この村では、豆腐はすべて自分の家で作る。
縁談があると娘に豆腐作りのノウハウを教えて、
「豆腐が上手に作れるようになりました」というのが
嫁入りOKの言葉になる。

日本という風土で、豆腐をメインのタンパク質にして
健康的に生きていた村がある、というのは心強い。

 

日本の長寿村・短命村―緑黄野菜・海藻・大豆の食習慣が決める
近藤 正二
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なにか新しいこと、良いことを始めて体が新生すると、思い出すことがある。
それは子供の頃だ。
体の感覚が子供の頃のように軽々したものになっていて、
それが昔の記憶を呼び起こすらしい。

瞑想が深くなってきた。
心が安定しやすくなった。
ざっくり言うと、心が穏やかになってきた。

魚を買わなくなったら、食費が浮いた。
あんまり食べていないと思っていたけれど、
お財布にもとてもいいようだ。

あと、ビーガンになった人が口を揃えていうのが、
回復力が高まるということ。

いままでいかに魚を消化するのにエネルギーを使っていたのか、
始めて知った。
実感なんだけど、胃は植物性と動物性のものが混じっている食事よりも、
植物性オンリーのほうが消化能力を発揮しやすい。
シンプルなんだろう。

デメリットがあるとしたら、オナラが増えたこと。
でも、匂いがあんまりしないオナラだ。
食物繊維が一気に増えたので、それを分解する
腸内の微生物が追いついていない感じ。

植物性の食事を増やすと、腸内にいる植物性を分解する
微生物が増える。
魚を食べていた頃の微生物の腸内環境が切り替わる過渡期だと
思っている。

ビーガン10日目。
いい感じです。

 


Category: ベジタリアン, 食について

- 2017年6月27日

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