ベジタリアンヨギー

ベジタリアン（菜食者）になれないだろうか？
私は過去、何度もベジタリアンになろうとして、
その度に挫折している。
魚や肉の旨さに負け、それから痩せ体質であるので、
「食べないと痩せすぎるから」という言い訳で、
何度も挫折している。
石川県民のソウルフードである８番らーめんが食べられないとか、
安くて新鮮な地物の刺し身が食えないというのは正直、耐えられなかった。

でも、だいたいのところの私はほぼペスコベジタリアンで
魚は食べるけど肉はほとんど食べないベジタリアンみたいな
食生活に落ち着いている。
（８番らーめんは月に一回くらい）

菜食者、ベジタリアン。
何年かの周期で、ふと考え込みことがある。
それが菜食者への道のことだ。

人生の目標が違えば生き方も違ってくる。
結局のところ、私の人生の目標は「ヨガ（仏教）を深めること」に尽きる。
そうなると、食事の設定も目標に応じて変えなければいけないのでは
ないだろうかと思う。
生き物を殺さない、という教えを守りつつ、晩飯に刺し身を食べることは
可能だろうか？
地獄のような体験をしながら生きて死んでいく動物たちの
悪夢を維持しているのは、食べる人間がいるからだし、
食べることはそれに加担していることになる。
あと、殺処分を他者に代行してもらっているから、私の「生き物を殺さない」は
セーフなんだろうか？

自分が菜食者だったら、動物を一切犠牲にせずに
生きていくことができる。
それを想像すると、心が晴れ晴れとする。
山にいっても、海にいっても、私が殺さないといけない
動物はいなくなる。
私を恐れる必要がある動物がいなくなる。
食物連鎖のピラミッドを降りて、私を天敵とする
動物がいない生活を想像すると、そこで始めて、
生きとし生けるものへ広がるメッター（慈しみ）の気持ちという
ものが実感として伴ってくる。

妻に相談すると、

「あなたにはできないんじゃない？」

というのが彼女の見解だった。
菜食者になる！挫折しました！という繰り返しを飽きるほどみているから
ムリもない。

けれど、私はすこしづつ変わっていって来ている。
２０１４年からの禁酒と禁コーヒーは未だに続いているし、
もう飲みたいとは思わない。
この禁酒と禁コーヒーも、何度も何度も挫折して確立した
習慣だ。
その都度立ち上がって、また歩いたから出来たことだ。
これは私の自信だ。

コーヒーと酒をやめられた人間ならば、
菜食者になれるのではないだろうか？

小さい成功を積み重ねて、それが自信になって、
だんだんと大きな課題をクリアしていく。

というわけで、菜食者に挑戦だ。
新年の誓いを立てた時には思いもしなかった目標を、
思いつくから人生は面白い。

現在、ベジタリアン一週間目。
まったく何の問題もない。（あたりまえか）

とはいえ、今はやり方を模索中だ。
ベジタリアンのことを調べると、
まったく正反対の情報が色々と出てくる。

栄養失調になってしまった、短命になる、
いや、長寿だし、若々しい。
むしろ短命で寝たきりになる、、、、

ベジタリアンで何の問題もなく長寿を全うする人もいれば
体を壊してやめていく人もいる。
ちなみにアメリカでは、公式にベジタリアンでも
子供も大人もアスリートも健康に生きていけると
認められている。

たぶん、私がベジタリアンを実践すると、
いろいろな人が「栄養が足りなくなる」「体を壊す」と言うだろう。
しかし、そういう人、ベジタリアン以外の普通にバランス良く食べている人も、
肥満や癌、糖尿病、心臓病になって死んでいく。

目指す所は、栄養失調（失敗したベジタリアン）と
栄養過剰（成人病になる人）の中間だろう。

そのために、いろいろなことを考慮し、学ばないといけない。
その価値は充分ある。

ちなみにまだ１週間だけど、
ベジタリアンをしてみると、睡眠時間が少し減って、
活動時間が伸びた。
瞑想に入るのが早くなった。
心が穏やかになった感覚がある。

デメリットとしては、

いままでと同じサイズの弁当では
食後４時間もすると腹が減ってしかたない。

外食が激しく限られる。

というところかな。

参考資料

エセルスティン博士は、完全菜食を進めている。

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１９００年初頭、中国で大規模な健康調査があり、
癌、糖尿病、心臓病にかからない住民たちの食べている物の
共通点は、植物性で未精製の食事だ、ということが
書いてある本。

チャイナ・スタディー 葬られた「第二のマクガバン報告」(合本版)

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Category: ベジタリアン