「アサナの意味」ヴィッパサナー瞑想2010京都2日目

2日目も呼吸の集中瞑想。

初日よりも意識の持ち方にたいする指示がこまかくなる。
この瞑想コースでは毎日すこしづつ瞑想のやり方を繊細にしていって、
どんどん高度にしていくというやり方だ。

指示された部分を感じ取るように、徹底的に意識を集中。

体はだんだん馴れてきた。
座り方も自分にしっくりくるやり方が見つかる。
以前は、ヨーガスートラの八支則のヨガの一部門になぜわざわざ
<坐法>というアサナの部門があるのか謎だったけど、
長時間、楽に安定して座る、、、というのはとてつもない技だ
この座り方一つで、意識のレベルがぜんぜん違ってくる。

座っていると背中が疲れてくる。
そして、それをほぐすべく背骨を伸ばさないでだらしなく
猫背で座ってみるのです。
そうしながらでも呼吸に意識を集中すればいいだろう、なんて
やってみるけど、ものの見事に集中できない!
瞑想の絶対条件は、背筋が伸びていること。
いかに背骨を伸ばすかで心の性能も変わってくる。

坐法が完成して、何時間でも苦もなく座っていられたら、
どれだけ修行が進むんだろう、と思った。

そして、体をいろいろな方向に折り曲げたり伸ばしたりする
いつものヨガの効果がありありと実感。
休憩時間に前屈したり後屈したり、捻ったりすると体が
リフレッシュしてまた瞑想をがんばれる。

とはいえ、

今日もつらいし痛い。
背中の僧房筋が筋肉痛。
肩の筋も痛い。

痛いし、つらいけどすこしマシという1日。

夜には1時間半ほどゴエンカ先生の講話を聞く。
ブッダのダンマ(法)について、瞑想について、
とてもわかりやすいたとえ話と、
そして、つらい修行だけどだんだん楽になってくるという
励ましのお言葉。

聖なる誓いという沈黙があるので、
周りの人とコミュニケーションできないけど、みんなつらそう。

たぶん、この誓いがなかったら口からでるのは、

「つらい」「痛い」

という弱音ばかりでしょう。
悪い影響が自分の心に中だけで完結するという意味でも
聖なる沈黙はいいのです。

コース中はメモととる事は禁止されているので、
講話はぜんぜん覚えていないのですが、
なんとなく、この日は無常や苦について
話をされたような気がする。
覚えていない。

3日目「体の感覚は苦」

 

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Category: ヴィパッサナー瞑想リトリート体験記, 瞑想

- 2015年2月16日

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