「一流の頭脳」と有酸素運動

アンダース・ハンセン 「一流の頭脳」は、
一冊まるまる「運動は脳にとてもいい!」という
ことが、科学的にわかりやすく書いてある良書だ。

本家本元はジョン・J・レイティの
「脳を鍛えるには運動しかない!」
なんだろうけれど、難解で読みにくいから、
運動で脳を鍛える系の本は、
この「一流の頭脳」をおすすめする。

さて、有酸素運動が体と脳にいいのはわかった。
では、何が有酸素運動なんだろうか?

「一流の頭脳」の中では、
ランニングが勧められていたけれど、
有酸素運動の定義はかなり曖昧なものだ。
というか、そうならざるえない。

たとえば、走ることは
どれくらいの速度で走れば
有酸素運動なのだろうか?
ダッシュは無酸素運動だ。
ランニングは有酸素運動だ。
では、どこからがダッシュで
どこからがランニングなのか?
それはハッキリ決まっていない。
たとえば、走ったことの無い人が
プロのマラソンランナーの
かるーいランニングと並走したら、
マラソンランナーは有酸素運動で、
素人は無酸素運動になるだろう。
素人はあっという間に
力尽きて、倒れてしまう。
つまり、何が有酸素運動になるかは
その人の能力によるのだ。
有酸素運動は、「長く続けられて、しかも楽すぎない運動」という
曖昧な定義なものだとわかる。

何故、こんなことを考えているかというと、
有酸素運動というとランニングが
一番手軽なんだろうけど、
私は普段仕事で1日2万歩ほど歩くので、
さらに家に帰って、ランニングなんかすると
足裏の疲れがぬけない。
だから日々のケトルベルを
有酸素運動化できないかと思っている。

この2つならば、北陸の冬、
雨と雪の悪天候下でも、
家のなかで休まずにできるのだ。

ケトルベルならば、重さを軽いものにして、
たくさんの回数をスイングする。
これで有酸素運動だ。

もともとアメリカでは、
ケトルベルは有酸素運動という
認識があるらしく、
大柄のアメリカ人も12キロとか
かなり軽めのベルで高回数のトレーニングを
おこなっていると
アメリカ在住の方のブログで読んだことがある。

今はハードに体を鍛える日と有酸素運動的に
のんびりとおこなう日にわけてトレーニングしている
けれど、体調がすごくいいし、頭も冴えている。

ケトルベルのトレーニング動作を覚えるのが
ちょっと難だけど、家でできるトレーニングは
ケトルベルが王様だ。
もっと広まるといいのに。

一流の頭脳

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Category: ケトルベル, 読書

- 2018年6月2日

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