壊れるハイテクと長生きローテク

奥さんがiPhoneを使っていて、
はや2年でもうバッテリーの持ちが悪くなって
新しいのを買おうかと相談している。

8万から9万するiPhoneがたった2年しか使えない
というのはびっくりだ。
日本なら、携帯会社から携帯代の補助金がでて、
それなりに安く使えるけれど、それがない海外では
価格の高いiPhoneは普及していないという噂を聞く。
これが自腹で8万円で買った商品だとしたら、
私の場合、もう二度とiPhoneは使わない。
どうせ2年もすればダメになるのなら、もっと安いアンドロイドの機種にする。

比較して、私のもっているガラゲー携帯の持ちの良さはどうだろうか。
5年たつけれど、バッテリーの持ちもよく充電は1週間に一回すれば
大丈夫だ。(あんまり通話しないという理由もあるけれど)

私はあえてメールと電話しかできないガラゲー携帯を使っている。
スマートフォンをもつと「空白の時間」がなくなる。
それが嫌だ。
ぼーっと風景を眺めたり、独りの時間はネットから離れて独りで過ごしたり、
本を読んだりする時間は、スマートフォンを持つと無くなっていくだろう。

便利なのはわかっているけれど、
スマートフォンをもったばっかりに心が忙しくなることは
確実だ。
ネットサーフィンが好きな私ならば、
これを持つとスマートフォンに支配される人生を送るだろう。
その点、Lineも使えない、フェイスブックも見られないタダの
電話なら、その危険性はない。

ハイテクといえば、去年買ったFitbitの活動計は、
もうボロボロでダメになりつつある。
表面はひび割れて、ゴムがめくれてきた。
365日ほとんどつけっぱなしで、ハードな動きのときも
つけていたから痛むのが早かったんだろうけど、
2万円ほどした商品でこの耐久性はちょっといただけない。

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脇の所が割れてヒビが入り、ゴムがめくれてきた。

 

時計、万歩計、心拍計などの装備がついていて、
アプリケーションとの連携もバッチリで、
健康管理にはとても役立つけれど、一年に1回買い換えるような
ものなら、ちょっと使ってられない。
最後にもう一度だけ、時計に形状が近い Fitbit Blazeを
使ってみて、それも1年でガタがくるようなら、もうさようならに
しようと思う。

これがもしもGショックなどのシンプルな時計だったら、
たった1年でガタガタになったりはしないだろう。
ハイテクの商品はダメになりやすい。
ローテクの商品は長持ちする。
これが逆転することは今後ないだろう。
やっぱり物は、シンプルであればあるほど強い。

 


Category: 個人的記録

- 2016年8月17日

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