順境の記

 

いろいろなことが上向いて、
現在、私の人生は順境だ。
とくに大きな悩みもなく、すっきりしている。

このブログの元となっているのは、
日々、気づいたことを書きこむ手帳だ。
その手帳はここ2日、ただの行動記録に
なっている。
順境は学ぶことが少ない。
悩むことも考えることもないからだ。

菜根譚にこういう言葉がある。

<逆境の中にいるときは、身の周りのすべてのことが鍼(はり)や薬になり、
それで節操を砥ぎ、行動をみがいているのであるが、本人はそれに気づいていない。
これに対して順境にあるときは、目の前のすべてのことが、

実は刃や戈となって、それで肉を溶かし骨を削っているのであるが、
本人はそれを知らずにいる>

宇宙空間にいるとふわふわと楽だけど、
筋肉や骨は弱くなっていくのだ。
順境のときこそ、自分のトレーナーになって、
なにか課題を与えてみよう。

私の場合だと、ヨガ(瞑想)の修練にはげむだ。
順境で精神の負担が少ない今だからこそ、
瞑想の時間を増やすチャンスといえる。

1回の瞑想時間、いまは坐禅と同じ40分くらいを
基準にしているけど、
これを1時間に増やそう。
精神的に余裕のある順境だからできるチャレンジもある。

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Category: ヨガ的かんがえ, 瞑想

- 2016年3月14日

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