ヨギーと睡眠

仕事が変わり、新しい環境に適応中。
一番変わったのは睡眠時間だ。
仕事に行ってみると、
「漁師かッ!」と思うほどの早朝勤務
(まあ、昼には仕事が終わるんだけど)
夜の1時50分が起床時間になった。
そこで考えるのは睡眠時間だ。

8時間睡眠を厳守すると、
逆算して夕方の5時くらいに寝ないといけない。
それはかなり筋金入りのおじいちゃんにならないと無理だ。

いったいどれくらいの睡眠時間が必要なんだろうか?

そこで思い浮かべるのは、修行僧の睡眠時間。
私は瞑想修行者。
頭を酷使するアインシュタインの睡眠時間などよりも、
仏教系の先人の意見が参考になる。
アーチャンチャーの本には「出家すると少ない睡眠にも耐えねばならん」的な
ことが書かれていた。
そこでリサーチしてみると、マハーシ長老の言葉がヒット。

<眠っている時はヨギにとっての休止時間です。
しかし本当に真剣なヨギは四時間ほどの睡眠時間に限るべきです。
これは釈尊に深夜時に許されたものです。
四時間の睡眠で十分です。
もし初心者が四時間は健康のために十分でないと思うならば
五、六時間へと延ばしてもよいでしょう。
六時間は明らかに健康にとって十分です。

瞑想修行者は4時間で充分とのこと。
しかし、在家で仕事をしている俗人なる私は
やっぱり6時間は欲しい。
というわけで、夜8時に寝る生活が続いている。

意外と好調で、一日がとても長く使える。
新しい仕事は大変なものだけど、
前の仕事よりかは疲労は軽い。
何故か労働時間は伸びたのに、
1日のゆとり時間が増えた感覚がある。
これは一体なんだろうか。
早起きは三文の得という言葉、実感中。

これは私の実体験なんだけど、
ショートスリーパー(短時間睡眠者)には条件がある。

「考え過ぎない」
「少食」
「アルコール、カフェインをとらない」

この3つがメインだ。
考えすぎたり、悩んでいると睡眠状態が悪くなって、
長く寝ないともたなくなる。

食べ過ぎると、消化にエネルギーが取られて、
また長く寝ないともたなくなる。

刺激物や酔わせる薬物は、体にダメージを与えて、
やっぱり長い睡眠が必要になる。
瞑想修行者は、この2つの条件を自動的にクリアする。
だから4時間で充分という式が成り立つ。

ただ科学的な実験では6時間睡眠を続けた被験者は、
だんだんとパフォーマンスが低下していって、
睡眠の負債が増えてダメになっていく、という実験結果もある。
8時間睡眠に満たない部分が負債となるのだ。
そして、そのパフォーマンス低下の自覚が無い、とういう。
それを防ぐには休日に長めに睡眠をとって、その負債を
解消する必要がある。

でも、こういう実験は参加者がどういう状態で睡眠をとったのか、

何をどれくらい食べて、どんなストレス下にあったのかが考慮されて
いないから、あてになるようでならない。

それを合わせ考えると、もしも睡眠負債が溜まっていたら
嫌だから「休日は長めに寝て、仕事日は短めに寝る」という
作戦で生活している。
(まあ、休みの日に夜2時に起きる必要ないから
自然とそうなるんだけど)

睡眠は千差万別。
どんなライフフタイルを持つかによって必要は変わってくる。

まあ一番よくないのは「おれは今日、8時間寝ていない!」という
恐怖をもって生活することなんじゃないかと思う。

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Category: ヨガ的かんがえ

- 2015年9月1日

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