マインドフルとゲームフル

ブログを数ヶ月放置。
瞑想三昧で世俗を忘れていました、、、、などと書ければカッコイイのだけど、
実際のところ、テレビゲームにハマってブログのことを忘れていた。

はじまりは去年の12月、子どもたちのクリスマスプレゼントとして
ニンテンドースイッチが家に来たことによる。

はじめは「そういえば子供の頃はファミコンにはまったよなぁ」と
感慨深い。
子供の頃は私がお世話になった任天堂。
今は私の子供が任天堂のトリコ。
すごい企業だ。

私もちょっとやってみよと思ったのが、ゲームフルの始まり。





最初はよかった。普通のネットにつながらないゲームをしていた。
ゼルダの伝説ブレスオブワイルド。

しかし、次にしたゲームで沼にはまった。
スプラトゥーン2というネットで対戦するゲームである。
かわいいキャラクターで行う戦争ゲームである。

本来、阿鼻叫喚地獄である戦場を、
イカ人間たちの塗って塗られてナワバリバトルと化して、
子供から大人まで出来るしハマるという楽しいゲームに
昇華する任天堂の人に敬服である。

で、一家でハマった。

最初は1台だったニンテンドースイッチが、いまでは
家に3台ある。

うちは4人家族なので、なんならもう一台増える勢いである。
もはや完全に「趣味:ゲーム」である。

1年前の私にとっては考えられない変化である。
たぶん、昔の私ならば

「なんたる堕落、ダークサイドに落ちたな」

と今の私に落胆するだろう。

しかし、昔の私に言わせてもらう。
普通、無駄な時間、悪くすれば害悪だと思われているゲームだが、
君、ゲームの恩恵というものもあるのだよ。

まず、スプラトゥーン2のような操作が難しくて、
なおかつ対人プレイのゲームは、著しい脳トレになる。

これはもう実感レベルで分かる。
すこしやり始めた頃に、キーボードのブラインドタッチの
速度が1.5倍速になっていることに気づいた。

あとは、仕事で緊急自体が起きたときの思考力も増々。
脳に筋肉がついてきた、と思えるほどだ。

私もそうだけど、日常生活ってだいたい流れ作業だ。
目新しいことも少なく、考えて生活しないといけないことも少ない。
ならなければならないことを片付けているうちに日が暮れる。

そんな中、ゲームが与えてくれる非日常と危機は、
脳をフル活動させてくれる。

2つ目の恩恵として、
「無駄に出歩かなくなった」
ということがある。


私の休日の過ごし方は、図書館に行くか、本屋にいって
ブラブラするという気晴らしをすることが多かった。
仕事ばかりでは気が詰まる、新しい刺激で気分転換したいの
だけれど、どうやって遊べばいいのかわからない、というのが
過去の私だ。

ちなみに、悟っていない人間には、程度の差こそあれ、
気分転換や娯楽は必要である。
本当に悟れば、一日8時間瞑想して、家から一歩を出ず、
ネットやテレビも見ない、一日中無言の行で、
瞑想、食事、睡眠以外の時間を持たずに生きても大丈夫だろうが、
普通、発狂するだろう。
だから刑務所の懲罰房は機能するのだ。

ゲームがある今は、無駄に出歩くこともない。
街をさまよう時間が減った。

あと疲れてぼーっとしているときにやめられなかった
ネットサーフィンもなくなった。

おなじくゲーマーと化した嫁も、テレビをまったく見なくなったと
言っていた。

これはコロナの時間を生きるうえで、大変な恩恵である。

そして、意外な副産物が一つ。

私の仕事は施設警備員。
泊まり勤務で睡眠不足がどうして発生する仕事だ。
そういう仕事明けの昼は、食欲が倍増して、
いつもは2.5人前ほど昼飯を食べてオヤツを食べていた。
「大食い」
その悪習慣がなくなった。

ゲームを初めてから、なぜか食欲が爆発することが減った。

しかし、物事には必ずダークサイドがある。
これは昔の私には言いたくないのだけど、
良いことも減っている。

まず読書量が減った。
1年前は雑誌のようにさまざまな本を読んでいたのだけれど、
今は昔の半分以下だ。

そして、ブログの更新も滞った。

最後に、瞑想時間も減った。
これが私的に一番やばい。

このダークサイドを減らすべく、今はいいバランスを模索中だ。
参考資料は「スーパーベターになろう!」だ。

これは「ゲームの恩恵で人生を変えよう!」という本で、
この本にもゲームのダークサイドのことが書いてある。
いわゆるゲーム障害というやつである。

その中にある対策は、
ゲーム時間を週21時間以内にする、ということだ。
単純計算すると1日3時間以内。

そこまでだとメリットの恩恵よりも
デメリットが目立つようになる。

家族、友人との交流(私にはいないけれど)
運動不足、睡眠不足、仕事、勉強の時間が減ってしまう。





最近、いい感じのバランスでマインドフル、ゲームフルができてきているのだ。








 

 

 

 

 

 


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- 2021年8月9日

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