This is !スパルタ車!

絶賛厄年中の私。
この前、酔っ払いのおじいさんの車が追突して
くるという不運に遭遇した。

10対ゼロの私に非がまったく無いという
事故だけど、製造して12年目という私の車は
価値が低く、賠償金をもらっても修理代が払えない。

そのまま修理せずに乗るというチョイスはない。
車のトランクが歪んでしまって閉まらないのだ。
ガムテープで応急処置して、家まで車を連れて帰ったけれど、
途方にくれた。

保険会社から支払われる賠償金は27万円。
車屋さんから言われた修理代39万円也。
つまり、同じ状態に戻すためには12万円の赤字が必要
という理不尽なのだ。

何故、まったく過失ゼロの私が、
12万円払って壊されたトランクを直さないといけないんだろう。
災難といっても差し支えない出来事だ。

本来なら、車は来年の車検を通して、まだまだ乗るつもりだった。
赤字で12万円をだすよりも、もらえる賠償金と足しにして、
新しい車を買うという選択肢を考えてしまう自分がいた。
けれど、なにかが違う。

トランク以外、どこも故障していない車を廃車にする
のは間違っている。
10年以上、乗っていると愛着がわく。
なにも悪くない彼(車)を殺すことはできない。

なので自分で修理して乗ろうと決めた。
といっても、トランクはフレームが歪んでいるので、
板金技術も機械もない自分には根本的な修理は無理だ。

最初に考えたのは、
内側からカラビナと針金でトランクを閉めるという方法だ。

ワゴン車なので、後部座席から物を出し入れすればいいと
思ったけれど、これは想像するだに不便。
湧き水を汲みに行ったり、キャンプに行ったりと
たくさんの荷物を積む時に、心が折れるだろう。

数日考えて、これを解決するソリューションを思いついた
と同時に、300のスパルタ王の
「マッドネス?this is スパルタ!」のシーンも思い出した。

我ながらクレイジーなソリューションだけれども
この不運を幸運に変えるには、
非常識な解決法がいる。

心の中にある「見苦しい車は廃車にするべきだ」
「車の寿命は10年10万キロですよ」
などという消費社会の洗脳に、
This is スパルタ!する方法は、

トランクが閉まらないなら、
外から南京錠で閉めればいいじゃない

という見たことも聞いたこともない狂気の修理法を
ほどこした車に乗り続けるというチョイスだ。

娘に金具の固定を手伝ってもらって、
昔、ロッカーの鍵として使っていた南京錠を再利用。
修理費1500円ほどで、ほぼ今まで通り使える車になった。

そして、歪んで隙間が開いた部分はダクトテープで補修。
いらないヨガマットなども使って気密性も確保。

先生、これがおれのThis is スパルタです

車は今まで通り使うッ。
この意志の力とアイデアとすこしの狂気で、
あの事故の一日は、27万円もらえた幸運な日に早変わり。
おまけに子供たちに、倹約の精神を教える最高の教材にもなる。

こんな修理法はピカピカの車しか走っていない
日本ではレアだけど、日本でお役御免になった車がまだまだ現役で
走っている国々ではよくある修理法なんじゃないかと思う。

車は修理して可能な限り長く乗ろう。
エコロジーなやり方は、物を修理しながら大事に
長く使うことだ。

まだ乗れる車を廃車にして新しい車を買うことが賞賛され、
修理して車を乗り続けることが狂気とされ、12年目から
税金が重くなる日本。

負けん!ワシは負けんぞ!


Category: 道具

- 2017年11月28日

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