奥さんと老後について話すと、
決まったフレーズで会話が終わる。
「まあ私たちだけだったら、
山にでも入って山菜でもとって暮らせば
いいんじゃない」
と割りと明るめに言ってくれる。
ガチで山菜が主食の生活をする気はないんだけど、
無駄な物を買わずに、自給自足的に生きていく老後が
見えてくる。
こんなとき、本当にこの人はオレの奥さんなんだなぁと
思える。
こういう明るいメンテリティの人でないと
私のような変人を拾わないだろう。
ブログに書いたか覚えていないけど、
私はわりと社会不適合者で、ギリギリのラインで生きている。
現世と私を繋ぐ太いロープである「家族」がいなかったら、
隠者として生きていただろう。
まあ、それはともかく年末になると来年の目標というものが
意識せずに、なんとなく浮かんでくる。
一年の精算、新年への期待。
来年は「山菜とりを学ぶ」
家族で山菜採りなんて、いいんじゃない。
食品はスーパーにならんでいるものじゃなく、
畑にもあるし、山にも生えていると体感することは、
現代の生きづらさをすこしは緩和するんじゃなかろうか。
子供の教育にも最高だと思う。
いざとなったら山菜でも食べて的な発言をしている
奥さんはフキノトウが好きだというし、
ああいう明るさは、食べ物は生えているという
体験を繰り返して成長してきたことにも由来するんじゃ
ないかと思う。
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そういえば「ナチュラルボーンヒーローズ」では、
クレタ島のレジスタンスたちは、
長い逃亡生活のなか、山菜をたべて戦っていたという
記述があった。
野菜よりも山菜のほうが栄養素が豊富らしい。
自然からの恵みで生きられるって、すごい強みだと思う。
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