フュージョンライフ

世界を変える一番身近な方法

普段、意識していないけれど、
私達はそれぞれ別々の世界に生きている。
同じ場所にいても、みんなそれぞれ違う世界を
生きている。

たとえば、癌の末期患者と健康な見舞い客が
いる部屋がある。
同じ空間を共有しているけれど、感じている世界は
まったく違う。
末期患者は癌の痛みと苦しみに満ちた世界に生きていて、
見舞客とは天国と地獄だ。
それはそれぞれが違う心と体を持っているからだ。
そこから世界に対する感じ方が変わり、
世界が変わる。

世界を変えたいのなら、心と体を変えるに限る。

中でも一番手っ取り早いのは、体を変えることだ。
肉体鍛錬で強い体にする。
そうすると世界の感じ方が変わる。

考えは雲のようで掴みどころがなく、
それを変えるのはかなり難しいけれど、
肉体を変えるのは、しっかりとトレーニングすれば
如実に変わっていく。

瞑想的ではないけれど、頑強で健康な体で
あって不利益になることなどない。
むしろハタヨガ的なやり方だ。

ハタヨガは瞑想的なヨガができない人のために
その階段として開発された経由がある。
姿勢と呼吸で、心身の状態を改善し、
のちに瞑想に入るという道だ。

生まれながらに整った人ならば、
いきなり瞑想に入れるけれど、すこしもじっと
座ることができない人にはハタヨガという道がある。

人生には悩んでも答えがでないことばかりだ。
何かしなければならないけど、肝心のなにをして
いいのかわからない。
そんな停滞期には体を鍛えるに限る。
そうすれば世界は変わっていく。

最近、体を鍛えることの重要性に目覚めている。
体は目にみえる「心」だ。
心が主だけれど、体を鍛えることは心を鍛えることにもなる。
理想的なのは、いつまでも野生動物のような体であることだ。