2017年ベスト1の本

2017年もいろいろな本を読んだ。
私は週に3冊は読んでいて、大半はふーんと言う感じで
スルーしてしまうのだけど、その中でも
これは!と思った本を数冊あげていく。

フィジカル部門のベスト

<ポールウェイドのプリズナートレーニング>

私がいままで軽視していた自重トレーニングに確固たる理念を与えてくれた本。
人生の大半を囚人として暮らしてきたポールが、弱肉強食の監獄の中で
自らの身を守るために体を鍛える古代からの鍛錬法「キャリテニクス」にめぐりあい、
昔のストロングマンたちの知恵を知るさまざまな経歴の老囚人たちの知識に
よって超人として生まれ変わった。
その成果を一冊の本にまとめたもの。

「ジムを殺せ!」という過激な言葉が文中にあるように、
体を最高度に鍛え上げるのに、ウェイトも最新のマシンなどもいらない!という
現代の既成概念「体を鍛えるにはジムにいってマシンやウェイトをしないといけない」
という考えを脱洗脳してくれる本でもある。

最初、私は腕立て伏せなんかしても筋肉はつかないだろう、という思っていたけれど、
それは、ひたすら回数をこなすしか自重トレーニングの強度をあげる方法をしらなかっただけだ。
けれど、ポールは自重トレーニングを10のステップにわけて、
簡単なやり方から、超々難易度の高いやり方にステップアップしていくやり方で、
筋力を増強し、古のストロングマンに至る道へ導いてくれる。

ちなみに本の表紙は、格闘マンガの「刃牙」のキャラクターである
ボディビルダーがモデルの最強の囚人ビスケットオリバだけど、
囚人トレーニングの理想とする体は、
ギリシャ彫刻の神々のような均等がとれたものだ。

こんな感じ

 

私のフィジカルトレーニングは、ケトルベルで持久力を養い
囚人トレーニングで筋力アップするとうものに変化した。

体に無理な重さを加えないナチュラルな自重トレーニングは怪我や故障の
心配も少なく、この本を一生に友になる。
続編も出ているそうで、ぜひ翻訳してもらいたいと思っている。

トレーニングのステップ1はだれにでも取り組める易しいものが
多いので万人に勧められるプログラムだ。

時間がなくて体を鍛えるなんてできないわ、と思っている人は
この本を買うことをおすすめ。

プリズナートレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ
ポール・ウェイド
CCCメディアハウス
売り上げランキング: 173
2017年度は100冊以上の本を読んだのだけど、
真に内容のある本はこの4タイトルで、あとは紙くずだった。この4タイトルはどれを買ってもハズレは無い、と
断言できる。

Category: 未分類, 読書

- 2018年1月2日

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