プリズナートレーニング超絶！！グリップ＆関節編

それでも恐ろしくためになる。
ポール・ウェイドという人は本当に自重トレーニング（キャリステニクス）マスター
だなぁとつくづく思う。
とくに一番ためになったのは「トリフェクタ」とよばれる能動的ストレッチ３種類。
「しなやかな強さ」を目指し、関節に注油して健全に保つためのメンテナンス方法
なんだけど、ヨガに似ているけれど、股関節や下背に対するアプローチが想像も
しないもので、前屈のポーズと足の裏を合わせて保持する合蹠のポーズしかないと
思っていた私は目をしばしばさせている。

前作と２冊で一冊。
この二冊があれば、もはや十分だ。
体のあらゆる部分を鍛え、ケアすることができる。
私はケトルベルでもトレーニングしているのだけど、
やはり根本はこのプリズナートレーニングに代表されるような
自重トレーニングにあると思うし、
「体鍛えたいなぁ、ジム行こうかなぁ」と思っている人は
とりあえずこれを読め、と思う。
もうこの二冊の内容をやるだけで、必要十分すぎる。

自重トレーニングは安全に、その人にとって自然で強靭な体を
作ってくれる。
懸垂バーなどを買う必要があるかもしれないけれど、
道具もいらず、場所も問わない。お金もかからない。
キャリステニクス（自重トレーニング）は
７０歳になっても８０歳になっても続けることができる
生涯に渡って、友として一緒に歩めるものだ。
こんな素晴らしい本に出会えたことに感謝すら覚える。

ウェイトトレーニングしないと体は強くならない。
プロティンを飲まないとダメだ。
フィットネス業界の洗脳をといてくれて、
古の強者たちの自然な強靭さの世界への目を開かせて
くれたポール・ウェイドは私の恩人だ。