お金を貰いながら鍛えられる

ある人は親が地主で不動産オーナーで、若くして悠々自適生活してる。
昔の自分だったら、それを聞いたら羨ましいと思っただろう。確実に。
しかし、今の私の心に最初に思い浮かんだのは「可哀想に」という
言葉だった。

仕事は嫌なものだった。辛いし、人間関係も苦手だ。
でも、それを続けたら、自分がだんだんと強くなっているのに気づいた。
起きたくない朝に起きる、やるべきことをやる、精神力が鍛えられる。
自分と異なる様々な価値観をもった人と話す、心が広くなる。
人から責められることもある、ストレスに強くなる。
のらりくらりの根なし草だった私が結婚して、子供ができて仕事をする。
地面にすこし根をはり、根性がついてきた。

仕事が辛いから、休日がかけがえない。
毎日が夏休みなら、休みは無価値になるだろう。

仕事の効用。
私はお金を貰いながら鍛えてもらっている。
親の財産で悠々自適の人は、ずっとふわふわして生きるのだろう。
真綿に包まれて守られた人生を過ごし、死んだ時に生まれた時より
向上して死ねるだろうか?
だから、可哀想だと思った。

どんな形であれ、仕事をし続けよう。
自分に義務を課そうと思う。




 

 


Category: 生活を変える方法

- 2020年10月28日

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