週刊リクニュース


9月4日
飼い犬に裏切られて






「リクは私のゴハンに決して手をつけない」という安全神話が

崩壊する事件が勃発。

それは一昨日の夕食。

私がサラダを食べていると、リクが私の隣に座りました。

いつもの如く、
凄い息づかいで私のサラダをみています。

ときおり鼻を突きだしてフガフガと匂いを嗅ぎます。

そんなとき事件がおきたのです。

ほんの一瞬、私の視線が、テレビにいったとき、

私のサラダが、「ガサリ」と音を立てた。

振り返ると、リクがレタスをくわえて隣の部屋に逃走していく

のが見えました。

「な、、、、何をしたリク!?」

私はショックで気が遠くなりました。

リクは灯りの消えた隣部屋で、シッポをダラーンと下げて、

下から私の様子をうかがうようにして、レタスをバリバリ食べています。

まったく、完全な不良です。

なんてこって、、、、、、、、、

私の脳裏で、

「しつけが悪かったのか?」

「最近、甘やかしすぎたからか?」

などの言葉が浮かんでは消えました。

それからしばらく、私はぎくしゃくした飼い主を続けています。

たった
一枚のレタスで壊れかける信頼関係。

書いていて情けない、、、、、、
じつに難しい顔で、私を見るのです。

「がんばれ!がんばれだワン!」

そんな顔です。

お!なんかオリンピックっぽい!

私は熱心に観戦しているリクの応援に応えるべく、あらゆる秘術を駆使して

韓国の選手に挑んだのです。

「えええい!これでもくらえ!」

結局、両膝で容器をがっしり押さえて、両手でねじ回すという

胴締めスリーパーのような技で、蓋がギブアップ。

「どうだ!!」

私は、リクに完全に蓋の開いたキムチを見せました。

「、、、、、、、、」

リクはその臭いが気に食わなかったようです。

プイッと顔をそらしました。

そんだけの話です。

今日の結論!

リクはキムチをおねだりしない!

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