8月9日 リクと泳ごう! 「よーし、海デビューだ!」 プールでひたすらクロール三昧で鍛えている私。 ここらで実戦を積むために、リクをつれて、海に行くことにしました。 最近、プリメーラに奇跡がおこって、エアコンも直ったし、 リクもごきげんにドライブできるのです。 (かなり暑そうですが、エアコン全開です!) 行き先は、高松。 海は綺麗じゃないのですが、泳いでいる人がいないので、 リクと遊ぶにはちょうどいいのです。 (車で走ること、1時間15分。高松の無人の海です) ざばざば海に入っていくと、海水は温かく、泳ぐには最高です。 皆様、リクはああいう肥満な体ですが、 やはりそこはラブラドール。 本物の犬かきでわさわさ泳ぐのです。 (余裕?) リクが海デビューしたのは、たしか1歳の夏。 まだ子犬っぽさを残していたリクは、 「ピーピー」と半泣きになりながら、本能のように犬かきをしたのです。 あ、そういば、そのとき私は溺死しかけたっけ。 私がリクを先導して泳いでいたら、リクに追いつかれたのです。 リクは、必死に私にしがみつき、私の頭に乗りました。 リクとしては、ちょっとした休憩気分でしょうが、 私はリクに乗られて、ずぶずぶと沈みました。 あろうことか、私はリクが頭のうえで一休みしている様子を想像して 海のなかでブハッと爆笑して、一気に呼吸困難になり、 もう火事場のクソ力でバカ犬をどかして、一命をとりとめたのです。 <絶対に、頭のうえで休憩させてはいけない> という教訓を胸に刻んで、私もリクと泳ぐことにしました。 泳ぎはじめてすぐに気がついたのですが、 リクは泳ぐのが速い。 クロールで泳ぐと、引き離せるのですが、 他の泳ぎだと、みるみる追いつかれるのです。 リクとしても必死に追いつこうとしているらしく、 「ふがっ!ふがっ!ピィーッ!ふがっ!ふがっ!ピィーッ!」 と半泣きで追いかけてきます。 しかたないので、背泳ぎをしてペースダウンすることにしました。 リクはどんどん近づいてきます。 私は背泳ぎでのんびり泳いでいると、 突然、腹にえぐられるような痛みが! リクです、追いついてきたリクが、犬かきがてら、 背泳ぎしている私の腹を爪でひっかいたのです。 痛くて、溺れそうになりました。 (3本の爪のあとが!) 犬かき恐るべし。 なんだかんだで、1時間ほど海で帰ったのですが、 私はリクが怖くて、たいして泳げませんでした。 ちなみにリクは、私にかわり死ぬほど泳いだので、 現在、ぬいぐるみのように 横たわっています。
(ピクリともしません) いい運動になりました。
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