週刊リクニュース

4月21日
目隠しリク

散歩、、、、、という単語に激しく反応するリク。

あまり散歩をしたくないときは、

「リク、ぐるりと一周してくるか?」

や、

「散策に行く?」

などと遠回しな表現で、いちおう聞いて、反応がなかったら、

夜の散歩はサボろう、と心に決めるのですが、

そのたびに、
ガバッと起きあがり、もう臨戦態勢。

いったい、リクは何を聞いて、反応しているのだろうか?

と恐ろしくなるくらい、感がいいのです。

このまえ、北野武の「座頭市」をみて、

「市は、めちゃくちゃ強いんだけど、どうして目が見えないのに
こんなに強いんだろうか、、、しかも、金髪だし、ガイジン?」

と思ったものでしたが、

リクも、「散歩」という単語、というか私の意思を読みとることに

かけては、座頭市なみの感性をもっていると言って良いでしょう。

どうしたら、見破られないのだろうか、、、、

と考えて、思いついたのは、

リクに掌で目隠しする作戦。

さすがの、リク頭市でも、こうなってはお手上げのはずじゃわい。

でも、もしかしたら、、、、と

私は、恐る恐る

散歩

と言いました。

「、、、、、、、」


おおっ、リクはおとなしく目隠しされたままなのです。

「やっぱりか、おまえ、
おれ様の顔色を見て、
判断して
やがったな!ふふふ、そういうワケか!?
、こりゃいい、
言い放題だ!

と新しい発見に興奮して、

散歩行くか、リク、散歩!散歩!

とワハハハと、大声で言ったら、

「ワオオオン!」とリクが飛び跳ねて、私の掌での目隠しを、

ふりほどき、目をキラキラさせて私を見ました。

で、散歩に行くことになったのです。