週刊リクニュース

第75回

1月13日
犬の活用法


寒いです。

もうとにかく寒くて、風が強くて、冬眠できる熊になりたい。

そんな日に、私はひらめきました。

リクの仕事は、寒空のしたに飼い主をひきづり出す事。

毎日、正直、ツライです。

これはいかん!

ということで、
もっと、私のためになる任務を与えようと考えついたのです。

「オラッ!リク!こっちにこい!」

といって、リクを私の部屋に連れてきます。

で、冷え切った布団をまくり、その端っこにリクを座らせます。

そうしたら、しめたものです。

「ふせ!」というと、敷き布団のうえにリクが気持ちよさそうに、寝ころびます。

その瞬間に、リクを布団でおおってしまって、一丁上がりです。

リクが布団のなかで暴れますが、大丈夫。

私が、布団のリクの頭を、なでるとあら不思議、リクが大人しくなるのです。

そこに足を入れて、

リクの湯たんぽ完成です。

素晴らしく、温ったかいです。

そのまま、寝るのですが、

家のまえを、車が通りすぎると、

<不審者だ!!うおおおおおっ!>

とリクはすぐさま起きて、布団がもこもこと盛り上がり、

布団から湯たんぽが逃げます。

そういえば、リクは優秀な番犬でもあるのです。

すこしでも、不審な音かすると飛び起きるので、安心ですが、

私は湯たんぽに起こされて、睡眠不足になるのです。

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