1月13日
犬の活用法
寒いです。
もうとにかく寒くて、風が強くて、冬眠できる熊になりたい。
そんな日に、私はひらめきました。
リクの仕事は、寒空のしたに飼い主をひきづり出す事。
毎日、正直、ツライです。
これはいかん!
ということで、もっと、私のためになる任務を与えようと考えついたのです。
「オラッ!リク!こっちにこい!」
といって、リクを私の部屋に連れてきます。
で、冷え切った布団をまくり、その端っこにリクを座らせます。
そうしたら、しめたものです。
「ふせ!」というと、敷き布団のうえにリクが気持ちよさそうに、寝ころびます。
その瞬間に、リクを布団でおおってしまって、一丁上がりです。
リクが布団のなかで暴れますが、大丈夫。
私が、布団のリクの頭を、なでるとあら不思議、リクが大人しくなるのです。
そこに足を入れて、
リクの湯たんぽ完成です。
素晴らしく、温ったかいです。
そのまま、寝るのですが、
家のまえを、車が通りすぎると、
<不審者だ!!うおおおおおっ!>
とリクはすぐさま起きて、布団がもこもこと盛り上がり、
布団から湯たんぽが逃げます。
そういえば、リクは優秀な番犬でもあるのです。
すこしでも、不審な音かすると飛び起きるので、安心ですが、
私は湯たんぽに起こされて、睡眠不足になるのです。