長い一日
今日は、本当に口から霊魂が出そうでした。
それは、それは長い一日だったのです。
一日の始まりは、昨日の深夜にさかのぼります。
じつは、リクの野郎、昨日の夜から腹の具合が悪くて、
ゴロゴロいっていたワケです。
リクはゲージに入って寝るのですが、
その中で粗相をされてはかなわないので、
深夜12時に最後の散歩に行ったわけです。
そこで、ふんばったリクを見届け、家に帰りました。
これで安心ですが、
もしかしたら、ゲージのなかでやって
しまうんじゃないか、とチラッと思ったわけです。
そこで、私はリクのゲージの横に布団をもってきて、
万全の体勢で眠ることにしました。
なにかあったら、すぐに外につれだせばいいのです。
明かりを消して、寝始めました。
キューン
キューン
キューン
とリクのお願いの泣き声でおこされました。
時計をみると、深夜2時半。
「や、やばいのか、リク、、、、」
と私は慌てて、リクを外に連れ出し、町内を一周することにしました。
気づくと、私は冬の北陸をパジャマ一枚で歩いていました。
それくらい焦って、外にでたのです。
私は10分くらい、もうありえない時間を、阿呆な薄着でうろうろしたワケです。
リクは嬉しそうに、あっちにいったり、こっちにいったり、
歩いても歩いても、ピンチだったはずのウン○をしないのです!
散歩したいだけか!!この野郎!
「くっそー!寒い!ウン○もしないのに、起こすんじゃない!」
とかなりげんなりして、ブツブツ言って家に戻り、布団に入りました。
それから2時間後
キューン
キューン
キューン
とまたリクがお願いしだしました。
時計をみると、朝の4時半。
ふ、ふざけんな!
と私は無視しました。
どうせ、リクは私がココに寝ているのをいいことに、
散歩に行きたいとおねだりしているだけだ!と思いました。
もう騙されないぜ!と寝不足で死にそうな気分で思いました。
おいおい、リクさんよう、おれはそんな甘ちゃんじゃねーんだ!
と心のなかで、ぶつぶつ呟いて、寝ました。
ブババババババッ!
あきらなに犬の鳴き声じゃないな、みたいな豪快な音で、
私はとび起きました。
リクが、ゲージのなかでウンコしてる!!!
時計を見れば、4時40分。
私は、ゲージの床を真っ暗なお外で、水洗いしたり、
もうこれ以上、悲劇がおきないように、リクを散歩したり、
軍隊も真っ青な、犬道を邁進したのです。
気づけば、出勤時間。
まともな睡眠した記憶がない、、、、、
よく一日保ったものだと、思います。
いまは、なんだか変なテンションです。