週刊リクニュース

第71回

長い一日


今日は、本当に口から霊魂が出そうでした。

それは、それは長い一日だったのです。

一日の始まりは、昨日の深夜にさかのぼります。

じつは、リクの野郎、昨日の夜から腹の具合が悪くて、

ゴロゴロいっていたワケです。

リクはゲージに入って寝るのですが、

その中で粗相をされてはかなわないので、

深夜12時に最後の散歩に行ったわけです。

そこで、ふんばったリクを見届け、家に帰りました。

これで安心ですが、

もしかしたら、ゲージのなかでやって

しまうんじゃないか、とチラッと思ったわけです。

そこで、私はリクのゲージの横に布団をもってきて、

万全の体勢で眠ることにしました。

なにかあったら、すぐに外につれだせばいいのです。

明かりを消して、寝始めました。



キューン

キューン

キューン

とリクのお願いの泣き声でおこされました。

時計をみると、深夜2時半。

「や、やばいのか、リク、、、、」

と私は慌てて、リクを外に連れ出し、町内を一周することにしました。

気づくと、私は冬の北陸をパジャマ一枚で歩いていました。

それくらい焦って、外にでたのです。

私は10分くらい、もうありえない時間を、阿呆な薄着でうろうろしたワケです。

リクは嬉しそうに、あっちにいったり、こっちにいったり、

歩いても歩いても、ピンチだったはずのウン○をしないのです!

散歩したいだけか!!この野郎!

「くっそー!寒い!ウン○もしないのに、起こすんじゃない!」

とかなりげんなりして、ブツブツ言って家に戻り、布団に入りました。




それから2時間後



キューン

キューン

キューン


とまたリクがお願いしだしました。

時計をみると、朝の4時半。

ふ、ふざけんな!

と私は無視しました。

どうせ、リクは私がココに寝ているのをいいことに、

散歩に行きたいとおねだりしているだけだ!と思いました。

もう騙されないぜ!と寝不足で死にそうな気分で思いました。

おいおい、リクさんよう、おれはそんな甘ちゃんじゃねーんだ!

と心のなかで、ぶつぶつ呟いて、寝ました。




ブババババババッ!



あきらなに犬の鳴き声じゃないな、みたいな豪快な音で、

私はとび起きました。

リクが、ゲージのなかでウンコしてる!!!

時計を見れば、4時40分。

私は、ゲージの床を真っ暗なお外で、水洗いしたり、

もうこれ以上、悲劇がおきないように、リクを散歩したり、

軍隊も真っ青な、犬道を邁進したのです。


気づけば、出勤時間。

まともな睡眠した記憶がない、、、、、

よく一日保ったものだと、思います。


いまは、なんだか変なテンションです。

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