週刊リクニュース

第6回
お楽しみ
のディナー2


5回に引き続き、メシの話です。

一つ、誇れることがあるとすれば、

リクは、私が目をはなした隙に、

私のコバンを盗み食いしたりしないのです!

絶対に!そこは私、リクを信用しています。

リクが喋れて、インタビューされたら、こういうでしょう。

「ボクは、思うワン!リーダーのゴハンは、リーダーにモノ
リーダーがくれたモノ以外、私が口をつけることはないだろうワン。
決して!決して!決して!決して食べないワン!!

と奴は胸をはって言うでしょう。

が、
少々、うちのワンコは飼い主のゴハンについて、誤解されているようです。

そういう現場を、このまえ、見ちゃいました。

ある日の食事中、電話がなって、ゴハンから離れて喋っていると、

その隙を見た、我が輩の忠犬リクが、

これぞ、チャンスとばかりに

「いい匂いだわん」と、

鼻がつくほどの至近距離で、肉の匂いをおもいっきりフガフガかいだり、

「面白いワン」

とブロッコリーをペロペロ舐めたりして、もて遊んだり!

私は、電話に「ちょっと待ってて!」と言って、ウオオッと走りっていって

リクを叱りました。

リク!

おまえは!確かにメシは食べてないよ!

でも、ダメだ!

ヨダレがつきそうな距離で匂いをかいだり、野菜を舐めたらダメ!

ダメだーっ!

私が怒ると、リクは首をかしげます。

理解不能のときによくやる仕草で、

なにが悪いのかわからないようです。

おっ、

かわいい顔しやがって

とおもわず撫で撫でしてしまいました。



あっ、、、
だからまた匂いをかぐのか、、、




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