週刊リクニュース

第37回
リクの精神分析


リクは近所でも有名なほど、悪いラブラドールです。

すれ違うワンちゃんに、ウーッウーッと唸りまくり威嚇、

背中の毛を逆立てて、ビビッています。

ラブラドール=盲導犬もできるおとなしい犬

というイメージを日々破壊しています。

しかし、です。

リクは凶暴な犬ではないのです。

その証拠に、

リクは他の犬を噛んだことがないのです。

逆を言えば、

喧嘩になると、噛まれまくっている、という事ですが、、

なぜ、威嚇ばかりしているのか、というと、

リクが子犬の頃、近所のゴールデンレトリバーに噛まれそうになった

ことが原因ではないかと思います。

子犬のリクをいろいろな犬にふれ合わせようという意図でしたが

そのゴールデンレトリバーは、繋がれっぱなしでストレスが溜まっていて

リクを威嚇し、噛もうとしました。

今思い出しても、ため息がでるほどの判断ミスです。

それ以来、リクは他の犬が怖くてしかたないみたいです。

怖いから、唸ったり威嚇したりするのです。

だから喧嘩になるのですが、いざ、喧嘩になると、

ただ噛まれるだけ、という有様です。

哀しい奴です。

最近、黒いラブラドールにも噛まれました。

今日の散歩で、違う黒ラブをみたリクは、

噛まれた犬とそっくりの犬が来た、ということで、

いつも以上に威嚇しまくりでした。

柴犬、コーギー、ゴールデン、ラブラドール(イエローはのぞく)

を見ると、散歩の進路を変更することにしました。

上記の犬が悪いわけではありません。

威嚇されれば、攻撃するのは当然のことですよね。

以前の私は、

「社交的なラブラドールなのに、どうして他の犬と仲良くできないんだ?信じられない奴だ!」

とラブラドールのイメージ通りの犬にするために、

嫌がるリクを他の犬に会わせたりしていました。

ひどい話です。

いまは気のあう犬以外には近寄らないことにしています。

そのほうがリクは幸せだと思うのです。

長文でダラダラ書きましたが、

飼っている犬が本やテレビと違う!と言って、

不満を持っている方はいませんか?

この犬種はこうだ!という思いこみには無理があるような気がします。

人間にたとえてみれば、日本人だから、手先が器用で勤勉で

忠誠心がある、とひとくくりにするような分類は無理がありますよね。

それと同じだと、最近、ようやくわかりました。

リクと生活し始めて、約3年半。

気づくのが遅すぎるだろ!という話ですね。

リクはリクなんですねー




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