週刊リクニュース


第24回

優しさ


リクが私から、食べ物をもらうとき、
私の指に歯を当てないようにします

なんか入れ歯をいれたおじいちゃんみたいに
そろーっと食べるのです。

もう、本当に私の手を傷つけないように
細心の注意をはらうのです。

というのも、小さい頃、リクに教育するとき、
ちょっとでも歯が肌に触れると、

「痛い!いたたたた!千切れる!止めてくれ、痛い!痛すぎるるるる!」

とありったけの演技力を駆使して、
アメリカ人もびっくり
のオーバーリアクションで、痛みを表現してやった
からです。

何回も何回をそれを繰り返すうちに、

ボクの歯=凶悪な武器

という図式がリクの頭のなかにできあがり、
そろーっと
歯を使うようになったわけです。

が、



もしかしたら、

飼い主=大げさに叫ぶヘタレ

だから、痛みつけないように、そっと、
という図式かもしれませんが、、、、、


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