目覚ましリク
最近の暑さには参りますね。
寝るときは、窓を全開にし、風通しをよくしているのですが、
昨日は台風がきたので、風通しがよすぎて、夜中に
「ガタガタガタガタ!」と窓枠が揺れる音で起きました。
で、窓を閉めて、もう一度寝るのですが、
「あ、暑い、暑すぎる!」と再びお目覚め。
そして、「もう台風は去ったな、、」と確信して窓を開ける。
再び、窓が強風でガタガタ揺れる音で目覚め、また窓を閉め、暑くて起きる、という学習能力ゼロの一夜のお陰で、朝になっても死んだように寝ていました。
私が、寝ているのは2階。
階段にはリクが昇ってこれないように柵がしてあるのです。
起きる時間になっても起きない私を母親が「起きなさい!」と1階から叫びますが、私は死んでいます。
そうすると、階段で、柵が取り外された音がしました。
タッタッタッタッと階段をかけあがる足音。
私の部屋の扉がズーーーッと開きます。
「ヘッヘッヘッヘッ!」とご機嫌なリクが登場です。
うちは、起きる時間をすぎると犬を放たれます。
リクは普段は立ち入り禁止のご主人の部屋に入って、大興奮です。
匂いを嗅ぎ回り、布団の周囲をどたどた走り回り、ひたすら騒がしいです。
私がすこしでも、ピクッと反応すると、飛び上がって大喜び!
こんな状態で寝ていられるのは死体だけです。
「くそーっ、あと5分だけで、いい、もうちょっと寝たい、、」
と歯ぎしりしていると、リクが突然、1階に降りていきました。
「やった、、、思いが通じた、、、さすがオレの犬、、、」
ふたたび、グースカ寝ていると、5分くらいして、またリクがドタドタと私の部屋へ。
もうしかたなく起きると、母親が、
「さっき、パンの焼ける音がしたら、リクが、急いで降りてきたけど、パンを食べ終えたら、急いで2階にあがっていったわ、2階にいてもレンジの音って聞こえるみたいね」
と笑いながら言った。
グハッ!ぜんぜん思いが通じてないじゃん
パンが焼けたから、1階におりたのかよ。
こういう図式を思い知りました。
焼きたてパン>飼い主
パンに勝てる男になりたい、、、、、
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