寒い日の怪事件
最近の朝の寒さには参ります。
昼は温かいのですが、やはり朝は寒い!
雨ニモマケル、風ニモマケルの私としては、
起きたらすぐに、ファンヒーターの至近距離に陣取って、
ひたすらあたるしかありません。
寒い、腹が減った。
チラッと台所のテーブルを見ると、メロンパンが置いてあります。
よーし、今日の朝飯はあれだな。
しかし、寒い台所で食べるのは非常に寒々しいので、
体を温めるのを優先としました。
リクは、ソファのうえで腹這いになって、スヤスヤ寝ています。
さっきまで、シッポをビチビチふって、部屋のなかをウロウロしていた
のに、あっという間に寝てしまって、のび太君みたいな奴です。
私は、思考停止した顔で、「今日のわんこ」を見ながら、
体を温めていました。
<これにリクは送れないなー、食パンの耳を見せると、涎垂らすくらいしか
芸がないもんなー>
とバカ犬の悪行の数々を、テレビのなかの賢いワンコと比べて、
魚のような目をしていると、だんだんと体が温まってきて、
パンでも食べるかな、という気になってきました。
後ろを振り返ると、リクがソファでスヤスヤ寝ています。
「あれ、、、、、、、、、?」
台所が違う!?
私の目は、間違い探しクイズのように、さっき見た台所と、
現在の台所を比べていました。
メロンパンが無い、、、、?
誰が食べた、、、、?
ぜんぜん犯人の検討がつかない!
と迷うはずもなく、寝ているバカ犬を起こして、
口を開けさせて、匂いを嗅ぎました。
忠犬リクの口から
メロンパンの香りがする、、、、、、、、、、
リクは信じられないほど慎重に移動し、私に気づかれないように
メロンパンを食べて、ソファに戻って安眠したらしい。
これが、我が家の今日のワンコです。
凄いでしょ?