週刊リクニュース


10月11日
友人の子供がリクに遊ばれるの巻



私も今年で、よわい28歳。

フォッフォッフォ、もうすぐ30じゃ。

というわけで、同年代の友達Tには子供がいたりするのです。

先日、子供の情操教育の一環として、犬と子供をふれ合わせると

いう崇高な企画が、実現したのです。

しかし、内心、


「うちのバカ犬はもしかしたら、お子さまに対して
威嚇したり、
ましてや
襲いかかったりしないだろうな、、、、、、」


と考えていると、心の青空に黒い積乱雲が立ちこめます。

ううん、でもリクは未だつて、人に襲いかかったり、

噛みついたりしていないし、大丈夫だろう。

あいつも案外子供には優しいかもしれない。

と気休めのような結論をだして、観念していると、

友人のTが子供さんをつれてやってきた。

家のまえに車が止まると、リクは


ウオン!ウオン!


と走って、玄関からでていった。

縄をつける暇もなく、車から降りたTが

リクに飛びかかられている。

「あああああああ」

と私が呆然としていると、T は平気でリクを撫でながら、

車の後ろのドアを開けた。

こんなバカ犬がシッポを降って暴れているのに、子供を

降ろすのか!?

という、もっともな質問をする間もなく、

Tが車のチャイルドシートから

子供をおろし始める。

ワタル君3歳、リョウ君1歳半。

「おお、おまえ、こんなに大きな子供がいるの!?」

と私は、友人がしっかりパパしている姿に感動していると、

リクがシッポをフリフリで小さなリョウ君に近づいて行く。




匂いを嗅ぎまくり。



「おっ、リク、リョウ君と仲良くできそうだな!おまえ、子供には優しいだな!」と私は一瞬感動しました。

リクは、もう異常なほどご機嫌です。

こうなればもう安心です。






匂いを嗅いだ後、容赦なく
顔を舐め始めるリク。


最初はじっとしていたリョウ君も、


しまいには
「イ、嫌ーッ!」と叫び始めました。







結局、子供を泣かすリク。

将来、このトラウマがきっかけで、リョウ君は

犬嫌いの大人に成長するんだろう。

子供の情操教育、という当初の目的は脆くも崩れ去った。

教材がリクなんで、こんなものであります。

リョウ君を泣かしたリクは、今度はワタル君に目標を鞍替え。

走って逃げるワタル君を追いかける。





写真ではわかりにくいかもしれないが、隣の家の子供さんが、

頭を押さえながらビックリした顔で、襲われる子供を見ている。







しかし、このときのリクは本当に心の底から楽しそうでした。

リクも今年で4歳、同じような人間の子供が仲間に思えるのでしょうか?

友人が帰るとき、リクが車に向かって、

ワンワンワンワン!と帰るナーと言って悲しそうでした。


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