10月9日
洗車をみるリク



休日の昼下がり。

家のまえで洗車をしていたら、家に閉じこめておいた

リクが窓から私を眺めていました。

リクは洗車する私を眺めているのが面白いのか、

ヘラヘラ笑っているような顔でご機嫌です。

しかし、しばらくすると、ときおり窓を前足で

ガシガシ叩くのです。

部屋のなかが暑いから開けて欲しいのかな、と思い、

ガラガラと窓を開けると、


「うおおおっ！僕も外に出るワン！」

と地面まで1メートル50センチほどある高さの窓から、

飛び降りようとするのです。

自殺行為です！

いそいでリクを押さえますが、体重35キロの生き物が

全力で飛び出そうとしているので、

自殺を止めるのが精一杯で、ましてや部屋に

押し戻すなどという技は無理！

「アハハハハハハハ！」

あまりにも不毛なやりとり、ヤバイにもかかわらず笑えてきます。

笑っている私を見て、リクも大喜び！

視界の隅に、ビュンビュンとふられるシッポが見えた。

アホです、アホが勘違いしています。

「アハハハハハ！たすけてー！」

と叫ぶと、父親がやってきてリクを部屋に押し込めることに

成功！窓を閉め、危機はさりました。

リクとしては、私と一緒にいたかったようですが、

おまえは危険物だ。

いったい、どういう考えで窓から飛び降りようしたのか？

人間だったら、しばらく説教してやりたい気分でした。