週刊リクニュース

第83回

1月9日
白い巨塔でみた夢


昨日、白い巨塔をみて、昔の夢を思い出しました。

夢って、願えばかなうといいますが、

かなわなくていい夢もあるのです。

本当です。

私が田宮次郎主演の「白い巨塔」をみたのは、たしか小学生の頃。

「財前先生」という、聞いたことのなかった名字を

「ぜんざい先生」と覚えていたっけ。

小学生で、話の内容はよく理解していなかったけど、なんか

面白かったのは覚えている。

私は、「ぜんざい先生」がクラブに遊びに行くのをみて、

「ボクもおおきくなったら、クラブにいこう」

と思ったのを覚えている。

いい人役の里見先生は、ほんとうに素晴らしい人だと小学生ながらも、

思って、尊敬していた。


ここまでは、いい。

一部、小学生らしくない夢計画が含まれているが、ここまではいいのです。

問題は、その里見先生役をした役者さんが、

養命酒のCMにでていたこと。

CMで、朗らかな顔で養命酒の良さを語る里見先生

そのとき、

小学生の私の頭のなかで、「ぜんざい先生」と「里見先生」が合流して、

リク兄君の大人になったら、こんなことしたい!が完成


その夢とは、こうです。


「ボクは大人になったら、クラブに行って、養命酒をボトルキープする」


無理だ、ボクにはこんな恥ずかしい事、できない。

というワケで、こんな夢は叶わなくてもOKです。

分類としては、「罰ゲーム」に入ると思う。

まったく「勉強して医者になろう」と思わなかったのは、

我ながら不思議です。

ま、注射とか血が苦手なんで、無理ですけどね。

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