週刊リクニュース

第80回

12月28日
恐怖大学



これは、私が最近体験した恐怖体験です。

こういう話って、夏だと思うのですが、怪異は季節を問わず、

私に襲いかかるのです。




あれは、某看護大学に行ったときのこと。

どうして、看護大学に行ったかというと、仕事です。

決して、
女子大学生を見に行ったのではありません。

 私は、大まかにいえば配達の仕事をしているのです。

看護大学は、その配達先の一つで、荷物は看護大学の

2階にある休憩室に届けることになっています。

エレベーターに乗っていこうと思い、「上」のボタンを押しました。

しばらく待つと、エレベーターが上から下りてくる気配が。

エレベーターには、沢山の女子大生が乗っているようです。

どうして、そんなことがわかるかと言うと、

エレベーターの扉のすきまから、騒がしい話声が聞こえたからです。

エレベーターって、案外、音が響くんですよね。

私は、出てくる女子大生の邪魔にならないように、出口のまえから

どきました。

エレベーターがおりてきて、

チーンという音がして、扉が静かに開きます。






「あれ、、、、、、、?」





誰も出てこない。

あの話し声からするに、4人くらいは乗っているはずなのに。





私が不審に思って、エレベーターの中を覗くと、



誰もいない、、、、


さっきの話声は何?

私は、無人のロビーで、口を開けて待っているエレベーターの

前で凍りつきました。

こ、これは、
心霊現象ですか?

こ、怖いよ、マジで、エレベーターには乗れないYO!

と思っていた

そのとき!

私を追いつめるように、

また、女子大生の嗤い声が、、、、、、


上から声がする!


私が、恐怖新聞風な顔で、声がするほうを見ると、







2階の渡り廊下で、女子大生達が話をしていた。





その声が、反響してきこえる(心霊現象の正体)



「、、、、、、、だ、騙された、アホか、ああああ」



と、力が抜けた私は、黙ってエレベーターに乗り、

「おれ、疲れてるな」としみじみ思いました。

リク、お兄ちゃんは結構、疲れているよ。

だから、今晩の散歩はカンベンしてやれ。

と言っても、「散歩」という言葉で

もう行く気マンマンになるんですね。


私の正月休みまで、あと2日。


がんばるぞ、、、、、

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