第73回
11月16日
小鳥さん
みなさんの街は晴れていますか?
私の住んでいる、ここ北陸は、冬が近づくと天気が極端に
悪いです。
晴れの日が珍しいくらい、曇ったり降ったりします。
しかーし、散歩は毎日行くのです。
今日もどんより曇っていましたが、リクとご機嫌で散歩に行きました。
秋も終わりに近づいて、電信柱には
種類がわからない小鳥が
沢山とまっています。
「リク、みて見ろ!すごい群れだ!やっぱり小鳥は集団で
一生懸命生きているんだな!」
と電信柱にこれでもかと群れている小鳥をリクと一緒に
見ていました。
そのとき、
<ピチャッ!>
と頭のうえに冷たいものが降ってきました。
「あれ?雨?」
と髪に手をやると、柿色の鳥の糞がマイヘアーに!
どうやら、群れに合流しようとした小鳥が、私の頭に糞を
していったらしいです。
「ふ、ふざけんな!小鳥ども!」
そのあと、私は小鳥の群がとまっている電信柱に向かって
うおおおおおと走って行き、
ドーンと前蹴りをかましてやりました。
小鳥さんは驚いて一斉に逃げていきました。
いやー、我ながら大人ですね。
そのときの私は、映画「リベリオン」の冒頭で、
走って行って、扉を蹴破るプレストンみたかったです。
たぶん。
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