第68回
10月28日
続コロスケ
以前、私の膝に嬉しさのあまり、小便を漏らした子犬
コロスケくん。
たった数ヶ月で、ぐんぐん大きくなり、いまでは成犬のようです。
ミックス犬なんですが、足の長い洋犬の血が混じっているらしく、
すらっとして立派です。
が、私に会うと、様子がおかしくなります。
私の姿を見ると、ガタガタと震えだし、ジャアアアアアアアアと
立ったまま大失禁。
私が、ひくくらい怯えるのです。
飼い主さんが、一瞬、私を見ます。
<リク兄、もしかしウチのコロスケに、なにか嫌な事をしたの?>
そういう不信の目を浴びながら、
「どうしたんですかね、、、ハハ、おかしいな、、、、、、、」
と冷や汗ものでした。
とりあえず、距離をとろうということで、後退すると、
<キュンーン!キューン!>
とコロスケくんが、泣き声をあげました。
あ、わかった。
コロスケくんは、体がガタガタ震えるくらい喜んでいたのです。
嬉しくて失禁していたのです。
私が近寄り、横っ腹を撫でると、さらに失禁しました。
なんて、まぎらわしい喜びかただ、、、、、、、
犬も色々ですね。
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