第65回
10月18日
松茸なんて、いらねえよ秋
最近、金が余ってしょうがないので、
執事に分厚い財布を渡して、
「キミ、今晩は秋の味覚でも買ってきなさい、それを肴に一杯やります」
と命令したのです。
1時間後、執事は
「ご主人さま、地場産の松茸が手にはいりました。
ほんの5000円ほどの粗末なキノコでございますが、
調理法はいかがいたしましょうか?」
「そうだね、焼いてくれたまえ」
「ははっ!かしこまりました。
では、魯山人の考案した松茸の友師鉄千伝龍麦葉(ゆうしてっせんでんりゅうばくは)の焼きでいかがでしょうか?」
「そうそれで」
ということで、私の酒のつまみは
執事が、松茸を有刺鉄線で巻いたり、電流を流して充電してみたり、
最後に爆破してみたりして、作った肴をつまみながら、酒を飲んでいるの
であります。
感想。
すぐに食い飽きる、どちらかといえば、スルメのほうが上
みたいなー
ああ、飽き飽きだ。
秋だけに。
(本当は、父親の知り合いからもらっただけです。で、嬉しくなって写真を
とって、たらふく酒を飲んで、飲まれてしまったワケです)
みなさん、さようならー
表紙
目次