週刊リクニュース

1月24日
ラ・マンチャの男観たい!


粗筋を聞いただけで、「これは絶対感動ものだ!」と

確信してしまうミュージカル「ラ・マンチャの男」

なぜに、ミュージカルに興味がない私がこの作品を

観たいかというと、

本を読んでいると、そのセリフやエピソードが引用

されていたりするんですね。

たとえば、こんなエピソード。




下宿の下働き兼娼婦のアルドンサを

高貴の姫であると信じたドンキホーテ。

アルドンサに「ドルシネア」と名づけて、

あなたは高貴で美しい姫だと

語りかける。

娼婦であるアルドンサは

ドンキホーテのそんな言葉を一笑するが、

ドンキホーテは、情熱を曲げることなく、

いかに貴方が素晴らしいのかを訴えつづけた。

アルドンサの拒絶、ドンキホーテの情熱。

ドンキホーテという人の考え方は、

「真実の敵は事実である」

という人だから、己の真実に忠実に、娼婦アルドンサのなかに

高貴な姫「ドルシネア」を見るのです。

あまりの一心さにアルドンサは

「おねがいだから、一度でいいから本当の私をみて、、」

と言うが、ドンキホーテはアルドンサを高貴な姫

「ドルシネア」として見ることを止めない。

そうしていくうちに、すこしづつ娼婦アルドンサが変わり

始める。自分がを信じ始めたのです。

しかし、そんな矢先、ドンキホーテが倒れてしまう。

ドンキホーテは、病の床にアルドンサを呼び、

<見果てぬ夢>という歌を唱った。

「不可能な夢を夢見ること
負かすことのできない敵と戦うこと、
耐えることのできない悲しみに耐えること
勇敢な者さえも行く勇気が持てないところに走っていくこと、、、」

ドンキホーテは自分の魂を表す歌を気高く唱い終えると、

アルドンサにこういう。

「あなたはドルシネアだ、それを忘れるな」



というエピソード。

いろいろな本に書いてあった情報を総合して書いたので、

もしかしたら違うかもしれませんが、

いやー、素敵な話です。私はこういう話、大好きなんですね。

このミュージカル、日本では松本幸四郎さんがやって

らっしゃるようで、今年も公演されるなら是非みたいですね。













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