週刊リクニュース

9月28日
弱い力に大きな効果があると


世の中、ひどいこともあるもんです。

広島ドックパークという犬とふれ合う施設が破綻して、

そこで飼われていた犬、500頭から600頭が

ろくな世話もせれずに放置されていたというのです。

狭いゲージのなかに押しこめられて、ガリガリに痩せた犬たち。

こういうニュース、見るのも聞くのも本当につらいです。

現在、この犬たちは現在アークエンジェルという

動物たちを救う活動をされている方々に保護されている

のですが、何百頭という犬が病気にかかり、栄養失調で

大変な状況のようです。

リンク先を辿ってもらえばわかるのですが、

現在この団体は、犬たちの世話をするための道具や

ボランティアのスタッフ、そして寄付を募集しています。

ううん、なんとかしたい。



こういうニュースを知り、なんとかしたいと思ったら、

現地にいろいろなグッズを持って、

ボランティアスタッフとして活動するのが一番だと思います。

しかし、場所は広島。

ここで大半の人が、「ああ、遠いところの話なんだ」と

なるのではないでしょうか。

県外だったり休みが

とれないという方がたくさんいると思います。

心境としては

「ああ、この子たちはかわいそう、
でも、ごめんね、何もできなくて」

複雑な心境で心を痛めるという

パターンでお終いってことは

ありませんか?ホームページを眺めて終わるって、

私の場合、けっこう多いパターンかもしれません。

そこで、ちょっと考え方を変えました。

まだ手はあるのです。

寄付です。

お金や物資。

とくにお金はあらゆるものに化けるのです。

傷ついた犬たちの

ドックフードになり、

毛布になり、医療費になるのです。



お金を出す、というと

そんなお金持ちじゃないから、、、と身を引いてしまう

方もいると思います。

ちなみに私はあんまり金持ちじゃありません。

お金を郵便振り込みする自分のイメージがわかない、、、、

お金持ちじゃないから、犬を助けるほどの寄付はできないとか。

しかし、よくよく振り返ってみると、

いままでの人生で、赤い羽根の募金やコンビニの募金箱に

小銭を入れたことは

あるんじゃないでしょうか。

極端な話、寄付は

たった100円でもいいのです。

どうしてこんな事を書くかというと、

自分のなかの問題を見つけたからです。

それは、

「100か0か」という考え方です。

「全力でするか、まったくしないか」という

極端な考えです。

そして、100の力が困難なとき、ゼロを選択しがちでした。

100でないと意味がない。

100できないから、ごめんねゼロです。

これは私だけでしょうか。

意外と多いんじゃないでしょうか。



さて、たった100円の寄付に意味があるのでしょうか。

今時ジュースも買えない弱い金額ですが、


100円寄付する人が1000人集まれば10万円!

ゼロを選択すれば、それが100人だろうが、1000人だろうが、

一億人だろうが、ゼロを集めてもゼロ!

だからゼロを選択するくらいなら、

1でも2でもいいと思うのです。


というわけで、

私は現地には行けないけど、微力ながら寄付ます。

こういう「おれは寄付するぜ!」と書くのは

完璧に偽善者でイヤなのですが、

世の中に、私のような「100かゼロ派」の方が

いるかもしれないと思って、書いてみました。

「100かゼロ派」で、心を痛めている皆様、

ちょっと考え方を変えて「できる範囲でやる派」に

チェンジしてみませんか?

弱い力も沢山あつまれば、

きっと犬達やボランティアの方々の役に立てると思うのです。

どうでしょうか?







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